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【編集長の視点】マルゼンは連続最高純益をテコに高値抜けから上昇相場が本番
<銘柄ウオッチ>
マルゼン <5982> (東2)は、6月29日につけた年初来高値584円を指呼の間としているが、この高値抜けで4年来の高値フシをすべて払ったことになり、5年ぶりの600円台回復、700円台奪回に向け上昇相場が本番を迎える展開が有力である。
この上げ本番の引き金となるのは、今年9月の今2月期第2四半期(2Q)業績の上方修正に次ぐ10月の2月通期業績の上方修正である。期初は、前期の過去最高純利益から減益転換と慎重に予想していたものを上方修正したもので、通期経常利益は、期初予想の30億円を33億6000万円(前期比2%増)へ、純利益は、16億1300万円を17億8000万円(同5%増)へ各引き上げ、純利益は、連続過去最高更新となる。
厨房部門では、全国100万店舗の飲食店に販促キャンペーンを継続するとともに、コンビニ店向けのホットスナック調理のIHI卓上フライヤーなどの3000種類を超える自社オリジナル製品を開発・販売、福祉施設やスーパーマーケット向け販売も引き続き好調に推移していることが通期業績を押し上げた。来年早々には今期第3四半期決算を予定しているが、さらに上ぶれるか要注目となる。
株価は、今期2Q累計業績の上方修正で年初来安値目前517円から579円まで急伸し、この調整安値542円から通期業績上方修正で583円まで再騰し高値抜けへエネルギーを溜め込んでいる。PERは6倍台、PBRは0.5倍と超割安であり、高値抜けからの吹き上げ展開も想定される。(本紙・編集長浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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