関連記事
【編集長の視点】日本管理C続伸、12月異動銘柄はファイナンス有無で株価も明暗
<マーケットトーク>
日本管理センター <3276> (JQS、東2)は、きょう7日に東証第2部に新規上場され、ジャスダック(スタンダード)との重複売買が開始された。株価は、東証2部ではまだ商いが成立していないが、主市場のジャスダック市場では50円高の2269円と急続伸し、11月5日につけた株式分割権利落ち後高値2429円を意識する動きを強めている。
東証2部上場に際して公募増資・株式売出しなどの株主価値を希薄化するファイナンスを伴わないことから、今12月期純利益の連続最高更新予想を手掛かりに買い増勢となっている。
上場市場が12月に入ってすでに変更された、あるいはこれから変更される12月の銘柄異動株は、同社株を含めて14銘柄に達している。異動市場は、大証2部から大証1部へ、新興市場から東証2部へ、東証2部から東証1部へと千差万別で、異動日も分散しているが、共通しているのは、異動に際してファイナンスを伴うかどうかで株価の反応度が対照的となっていることである。
同社のほか東証2部から12月10日付けで東証1部に指定替えされる一六堂 <3366> (東2)は、ファイナンスを伴わず寄り付きに3円高の518円と3営業日続伸して12月3日につけた東証2部上場来高値530円を前にもみ合っている。
これに対して12月17日付けで東証1部指定替えを承認されたイー・ギャランティー <8771> (東2)は、株式売出しを伴うことから1455円安値まで170円安し、きょうは33円高の1513円と急反発しているが1500円台固めを継続、12月25日付けで東証1部指定替えを承認された早稲田アカデミー <4718> (東2)も、いったんは承認後に窓を開けて826円高値まで85円高したが、新株式発行・株式売出しを同時実施することを売り直して、きょうは17円安の798円と急続落し窓埋めしている。
12月の銘柄異動株では、ファイナンスを伴わなかった六甲バター <2266> (大1)、新晃工業 <6458> (大1)、遠藤照明 <6932> (大1)、中広 <2139> (名2)などを含めて、さらに上値評価が期待できそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【相場熟者が答える投資相談】角川GHDはチャートが3段上げ終了、当面は様子見(2012/12/05)
・【今日の言葉】選挙権20歳を考える(2012/12/05)
・【編集長の視点】年末のM&Aラッシュは来年の経営リストラの大激動を予兆?!(2012/12/05)
・【編集長の視点】電算システムは変わらずで寄るも期末の連続増配の権利取りは継続(2012/12/05)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
