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【アナリストの眼】精密加工のマルマエ、株価底練り十分、増益を評価へ
<業績&株価分析>
マルマエ <6264> (東マ)は、半導体・液晶・太陽電池関連製造装置などに使用される真空部品や電極などの精密加工事業を展開している。
今期(13年8月期)業績(非連結)見通しについての会社予想は、売上高が前期比0.3%減の11億円、営業利益が同29.0%増の65百万円、経常利益が同2.1倍の45百万円、純利益が40百万円で最終黒字化を見込んでいる。事業環境は引き続き厳しいが、スマートフォンやタブレット端末関連の受注が期待され、構造改革効果などで営業損益も改善する模様だ。
月次受注残高(速報値)を見ると、12年10月末時点ではFPD分野が前月(9月)末比52.5%増の2億48百万円、半導体分野が同21.2%増の31百万円、その他分野が同12.1%増の13百万円、合計で同46.1%増の2億93百万円となっている。FPD分野でスマートフォンやタブレット端末関連の受注が増加した模様だ。
株価の動きを見ると、11月16日に直近安値となる1万9610円まで調整し、一時的に2万円台を割り込む場面があったが、概ね2万円台前半のレンジでのモミ合い展開が続いている。12月6日の終値2万990円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS2292円79銭で算出)は9~10倍近辺となる。
週足チャートで見ると、大勢としては2万円台前半でのモミ合い展開が続いている。26週移動平均線が抵抗線の形となってレンジを徐々に切り下げているが、大きく下押すこともなく推移している。また日足チャートで見ると25日移動平均線を回復する場面もあり、ほぼ底値圏だろう。煮詰まり感も強めているだけに、きっかけ次第で反発が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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