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【アナリストの眼】出直り歩調に入ったソーバルの株価、好調業績に上ぶれも
<業績&銘柄分析>
ソフト開発技術者派遣のソーバル <2186> (JQS)に注目したい。株価は今期(13年2月期)好業績見通しを再評価する形で出直り歩調となっている。12月27日に第3四半期累計(3~11月期)業績の発表を予定しているため思惑が広がりそうだ。
通期連結業績見通しについては9月27日に上方修正を発表し、売上高が前期比5.1%増、営業利益が同23.2%増、経常利益が同25.6%増、純利益が同26.2%増の増収増益見込みとしている。主力のキヤノン<7751>向けを中心として、組み込み用ソフトウェア開発やアプリケーション開発の特定派遣・業務請負が好調であり、モバイルコンピューティングテクノロジーズ(MCT)を子会社化したことも寄与する模様だ。通期会社予想に対する第2四半期累計(3~8月期)の進捗率は、売上高が50.1%、営業利益が63.0%、経常利益が63.1%、純利益が67.4%と高水準であり、2度目の上振れの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、9月下旬の戻り高値圏から急反落したが、10月3日の526円をボトムとして、徐々に下値を切り上げる展開となった。足元では590円近辺まで戻している。今期好業績見通しが再評価されているようだ。12月6日の終値589円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円92銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS466円49銭で算出)は1.2倍近辺となる。
日足チャート見ると25日移動平均線を回復して上伸し、強基調に転換している。また週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。短期調整が一巡して上昇トレンドに回帰する形だろう。通期業績見通しの再度の上振れの可能性が支援材料となるだけに、12月27日予定の第3四半期累計業績発表に向けて思惑が広がり、戻りを試す展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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