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【株式評論家の視点】富士紡HD、商い膨らませ上伸、空売り買い戻し絡み師走人気相場
<銘柄の見所>
富士紡ホールディングス <3104> が大商いのうちに、人気復活の様相を呈してきた。11月15日に新株式発行を発表、以後整理色の強い展開を続けていたが、発行価格289円の新株式の払込期日は12年12月4日。ファイナンス明けとともに、相場上昇への思惑が高まってきた格好。師走相場人気ということもあって注目される。
株価強調の要因の一つは需給妙味。直近11月30日申し込み現在の取組は売り残1083万株、買い残861万株の大幅売り長状態にあった。特に売り残は11月22日申し込み現在の588万株が、1週間後に1083万株へ495万株も増えた。ただ、12月5日の大商いでは、日証金では信用売りの買い戻しが579万株にも膨らんだ。売り残の増加は新株応募の向きのつなぎ売りが主であったことが確認された。取組は買い長に転換し、連日の逆日歩も解消されることになる。
タブレット型端末関向けなどに研磨材事業の成長が続き、今2013年3月期の営業利益は61億円(前期35億円)の大幅増益が見込まれている。戻り待ちの売り物、それに公募に応募の向きの売り物と、上値が重いのは確か。買いエネルギーを補充できるかどうかが最大の焦点だ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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