【株式評論家の視点】トレジャー・ファクトリー、リユース市場拡大背景に株価出直りへ

2012年12月6日 11:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  トレジャー・ファクトリー <3093> (東マ)が着実な出直り波動に乗ってきた。今2013年2月期の8月中間決算は、営業利益が2億7100万円と前期比38.9%の大幅増益を確保した。それにも関わらず通期の営業利益6億1100万円、前期比7.1%増の見通しを据え置いたことが、株価面では頭を押える要因となっていた。

  中間決算にみる商品別売上げでは、衣料・服飾雑貨が前年同期比34.3%増を記録している。全体の売上げの54.8%増を占める。そのため、服飾専門リユース業態の「トレジャーファクトリースタイル」(直営)を千葉県八千代市、東京都調布市、東京都世田谷区に1店ずつ計3店出店しており、後半の収益アップの要因となりそう。

  売上げ増の原動力となる仕入れでは一般顧客からの買取促進とともに、ネット媒体を有効に活用した広告やオリジナルポイント「トレポ」を活用した施策により、新規顧客及びリピート顧客の増加に取組んでいる。消費者の節約意識の広がりにより、リユース市場の拡大の方向は変わらない。株価もそうしたトレンドを改めて評価する相場に転じそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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