【アナリストの眼】英国風PUB展開ハブ、今2月期再増額の可能性、上値追いの公算

2012年12月5日 10:19

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  首都圏を中心に英国風PUBを展開するハブ <3030> (JQS)に注目したい。スポーツイベントなども追い風となり、業績は好調な模様である。2度目の通期増額の可能性も支援材料として、株価は上値を試す可能性があるだろう。

  今期(13年2月期)業績(非連結)見通しについての会社予想は、売上高が前期比10.6%増、営業利益が同12.5%増、経常利益が同12.5%増、純利益が同24.1%増の増収増益見込みとしている。通期会社予想に対する第2四半期累計(3~8月期)の進捗率は、売上高が50.9%、営業利益が71.1%、経常利益が71.0%、純利益が75.3%と高水準である。下期には新規出店費用が増加する模様だが、7月に続く2度目の通期増額の可能性があるだろう。

  なお会社リリースによる月次売上(前年比、速報値)動向を見ると、9月は全店が105.2%、既存店が102.3%、10月は全店が104.3%、既存店が99.2%で推移している。

  株価の動きを見ると、11月12日の戻り高値29万1000円から反落して、29日に24万9000円まで短期調整する場面があった。しかし足元では26万円~27万円で推移している。好業績期待で調整も一時的のようだ。12月3日の終値26万3000円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS2万7290円76銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7500円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績のBPS15万0013円17銭で算出)は1.7倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を割り込んで短期調整局面のようだ。ただし週足チャートで見ると、26週移動平均線を維持して下値を切り上げている。上昇トレンドを継続している可能性があるだろう。通期見通しの増額期待が支援材料であり、短期調整一巡後に上値追いの可能性があるだろう。30万円台回復も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】上場間もないキャリアリンク急反発は12月IPO人気高めるか(2012/12/03)
【編集長の視点】ファーストリテ4月高値接近、米高級ジーンズブランド買収を評価(2012/12/03)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事