【編集長の視点】上場間もないキャリアリンク急反発は12月IPO人気高めるか

2012年12月3日 12:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  キャリアリンク <6070> (東マ)は、47円高の665円と急反発し、11月22日につけた上場来安値601円に並ぶ安値水準から底上げしている。

  同社株は、今年11月15日に公開価格420円で新規株式公開(IPO)され、上場初日は買い気配のまま推移し上場2日目にやっと公開価格を2倍上回る846円で初値をつけ、上場来高値929円まで買い上げられる高人気となったが、高人気対応で上場2日目に売買規制されたことや、公開価格の1.5倍で既存株主の保有株の売却を制限するロックアップ条項が解除されることなどを嫌って、一転してストップ安し最安値まで急落した。下げ過ぎ訂正期待の打診買いが再燃している。

  11月は、同社を含めて4社がIPOされ、すべての銘柄が公開価格を上回って初値をつける全勝となり、月間平均倍率も56.7%となった。同じく4社がIPOされた10月は、初値形成は1勝2敗1分の負け越しとなり、平均初値倍率も、トレンダーズ <6069> (東マ)の高倍率に助けられたものの22%にとどまった。10月の負け越しから11月は勝ち越しに転じ、10月(28社IPO)までの平均初値倍率43%からも好転した。

  ただこの好調な初値形成に比べて、個別銘柄の初値後のセカンダリーは、不調である。11月21日上場のエストラスト <3280> (東マ)も、公開価格1350円に対して2413円で初値をつけ、2620円まで買われたが、1750円まで反落して1900円台でもみ合い、きょう3日は79円安の1805円と続急落して始まっている。いわば高初値倍率の「光」とセカンダリーの「影」が交錯したことになる。

  この「光」と「影」は、12月のIPO動向にも影響することになる。12月は、6日上場のIBJ <6071> (JQS)をトップバッターに14社が上場、5年半ぶりのIPOラッシュとなる。12月の師走相場では、最大の相場イベントは、16日に投開票日を迎える総選挙、その後の政権の枠組み・新政策動向にあることは間違いない。ただこれと勝るとも劣らず注目されている相場イベントが、IPOラッシュでもある。11月IPOの「光」と「影」が、12月IPOへどうバトンタッチし、吉と出るか凶となるか目が離せないことになる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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