【アナリストの眼】神鋼商事株価、下値確認からジリ高、下方修正でも高利回り

2012年11月2日 09:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  鉄鋼関連商社の神鋼商事 <8075> は、9月28日に今期(13年3月期)業績見通しを下方修正したが、足元では売り一巡して反発態勢を強めている。

  9月28日に今期第2四半期累計(4~9月期)および通期連結業績見通しの下方修正を発表し、10月31日に第2四半期累計の連結業績を発表した。第2四半期累計は売上高が前年同期比11.2%減、営業利益が同23.5%減、経常利益が同21.1%減、純利益が同79.7%減だった。自動車関連は堅調だったが、電機や半導体関連の需要が低調だった。純利益については固定資産減損損失や過年度法人税も影響した。なお未定としていた期末配当を3円(年間6円)とした。

  通期見通しについては、従来予想に対して売上高を370億円減額して前期比8.2%減、営業利益を13億円減額して同3.9%減、経常利益を6億円減額して同5.3%減、純利益を6億円減額して同21.7%減としている。国内外の景気減速の影響で需要が下期も低調な模様である。

  株価の動きを見ると、軟調展開が続き9月28日の業績見通し下方修正も嫌気する形で、10月15日には年初来安値となる130円まで調整した。しかし足元では140円台を回復して調整一巡感を強めている。10月31日の決算発表でアク抜けとなった可能性もあるだろう。11月1日の終値143円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円97銭で算出)は5~6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は4%台、実績PBR(前期実績の連結BPS300円70銭で算出)は0.4倍台となる。

  週足チャートで見ると10月15日の年初来安値が下ヒゲの形となり、目先的な底打ち感を強めている。また日足チャートで見ると25日移動平均線を回復している。業績見通し下方修正を嫌気した売りが一巡して、目先的には強基調へ転換した形だろう。指標面の割安感に見直し余地があり、一旦は反発が期待できそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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