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【アナリストの眼】注目できる旭硝子株価、四半期ベース業績上向き次期に期待
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旭硝子 <5201> に注目したい。株価は今期(12年12月期)の業績悪化を織り込んだ形であり、来期(13年12月期)の収益改善期待で出直り感を強めている。
今期の連結業績は大幅減益の見込みである。ガラス部門では自動車用ガラスが堅調だが、建築用板ガラスは欧州が景気低迷の影響で低調であり、ソーラー用ガラスも競争激化などで軟調な模様である。電子部門では液晶用ガラス基板の販売価格下落がマイナス要因となる。
ただし、収益改善に向けた兆しも見え始めている。電子部門を四半期ベースで見ると、第2四半期(4~6月期)は第1四半期(1~3月期)比で増収営業増益に転じている。液晶用ガラス基板の数量は回復基調であり、販売価格の下落幅も第2四半期は大幅に緩和した模様である。またガラス部門では、西欧のフロート窯3基を休止して需給ギャップの縮小を図る模様だ。化学品部門は高機能フッ素樹脂や医農薬中間体・原体の需要が堅調な模様である。今期をボトムとして、来期の収益改善が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、7月26日に付けた年初来安値415円をボトムとして反発に転じた。その後は着実に下値を切り上げて出直り感を強めている。足元では500円台を回復し、10月16日には557円まで上昇する場面があった。16日の終値554円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円26銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は4.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS698円51銭で算出)は0.8倍近辺となる。
日足チャートで見ると10月11日の直近安値500円から急反発し、25日移動平均線を回復して強基調の形となった。週足チャートで見ても、長期の下降トレンドだったが、26週移動平均線を突破してトレンド好転の兆しを見せている。今期の業績悪化を織り込んだ形で、来期の収益改善を期待した動きだろう。11月5日に第3四半期累計(1~9月期)の業績発表を予定しており、出直りの動きに弾みがつく可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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