【株式市場】日銀の脱デフレ策に期待広がり不動産株など高く自動車株も堅調

2012年10月4日 15:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証1部銘柄は62%が高い

  4日後場の東京株式市場は、全般一段堅調。日銀の金融政策決定会合が4日から5日に予定され、脱デフレ策への期待が高揚。円安基調も続き、三菱地所 <8802> が約3%高となって高値に迫り、売買代金1位はトヨタ自動車 <7203> の3.0%高。信用・貸借銘柄2日目の日本航空 <9201> は反発。ディー・エヌ・エー <2432> などのゲーム関連株も堅調。東証1部の値上がり銘柄数は1047銘柄(約62%)。

  日経平均は反発。後場は一段高の場面があり、8865円92銭(119円05銭高)まで上げ、終値も8824円59銭(77円72銭高)。

  本日、新規上場となったタンクコンテナ輸送の日本コンセプト <9386> (JQS)は公開価格1020円に対し、9時20分に938円で売買が成立、上値は977円で、後場876円ま軟化し、終値は891円。

  東証1部の出来高概算は16億6369万株、売買代金は今月初めて4日ぶりに1兆円台を回復し、1兆81億円。1部上場1680銘柄のうち、値上がり銘柄数は1047(前引けは908)銘柄、値下がり銘柄数は459(前引けは564)銘柄。

  また、東証33業種別指数は26業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、輸送用機器、不動産、証券・商品先物、ゴム製品、ガラス・土石、海運、銀行、その他金融、建設、保険、小売り、など。

  一方、値下がり率上位は、電力・ガス、鉱業、石油・石炭、精密機器、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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