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【アナリストの眼】OBARAの3Q利益進捗率93%、通期上ブレ期待、株価好転
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溶接機器や平面研磨装置を手掛けるOBARA GROUP <6877> は、業績が堅調に推移している模様であり、株価も出直り態勢のようだ。
今期(12年9月期)業績の会社予想は前期比減収減益見込みだが、第3四半期累計(11年10月~12年6月・3Q)の進捗率が、売上高で78.6%、営業利益で93.1%、経常利益で89.6%、純利益で76.4%と高水準だったため、上振れが期待されている。そして8月27日には、今期業績が堅調に推移しているとして、期末配当を従来予想の10円から20円に増額(第2四半期末に実施済みの10円と合わせて、年間ベースでは20円から30円に増額)すると発表した。
来期(13年9月期)については、これまで堅調だった自動車向け溶接機器関連で、国内のエコカー補助金終了や中国での減産の影響などやや不透明感があるが、一方では、これまで低調だったシリコンウェーハ向け平面研磨装置関連が、微細加工向けを中心に回復に転じることが期待されるだろう。
株価の動きを見ると、9月11日に916円、14日に910円まで調整する場面があったが、反発して下値を切り上げ、足元では960円~970円近辺に戻して出直り感を強めている。27日の終値963円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS133円81銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は3%台、実績PBR(前期実績の連結BPS1047円44銭で算出)は0.9倍台となる。
日足チャートで見ると、25日移動平均線を挟んでモミ合う展開だが、下値を切り上げている。また週足チャートで見ると、850円近辺から反発して下値支持線を確認した形であり、上値抵抗線だった26週移動平均線を突破する兆しを見せている。出直り態勢でトレンド好転が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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