【株式評論家の視点】個人投資家買い継続の日産自動車、中国問題承知で悪目買い

2012年9月25日 11:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  日産自動車 <7201> が年初来安値圏まで売り込まれるなど低調な展開。今2013年3月期の第1四半期の営業利益が1206億円と、前年同期比19%の減少に見舞われ、先行きにやや暗雲が感じられていたところに、緊迫する日中関係が加わり見切売りが広がっている。

  しかし、そこを押し目買い好機とみた個人投資家が連日買いに動いている。中国での暴動の余波を受け、中国の工場の操業が一時停止、中国の自動車販売にもある程度の影響が出ているとの見方も流れている。そうした事態を認識した上での個人の買いとあって、底値感を認識した行動と思われる。

  会社側は通期の見通しである営業利益7000億円(前期比28%増)を据え置いているし、アナリスト筋はもう少し上の線での着地を想定している。そうした見通しの中でPBR1.0倍はかなり割安な水準である。悪材料の吸収が着実に進んでいるだけに、後は反騰への手掛かり材料待ちのニュアンスだ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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