【アナリストの眼】株価反発態勢のラクーン、「スーパーデリバリー」の好拡大続く

2012年9月19日 09:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  衣料・雑貨分野の企業間電子商取引サイトを運営するラクーン <3031> (東マ)は、利用企業数が増加基調であり中期的に収益拡大が期待される。

  8月31日に発表した今期(13年4月期)第1四半期(5~7月期)連結業績は、売上高が前年同期比10.4%増、営業利益が同19.3%増、経常利益が同21.9%増、純利益が同7.2%増の増収増益だった。主力のEC事業で企業間電子商取引サイト「スーパーデリバリー」の利用が増加した。第1四半期末(7月末)時点の会員小売店数は前期末(4月末)比2.27%増の3万3649店舗、出展企業数は同3.82%増の1035社、商材掲載数は同7.20%増の34万3391点だった。

  通期ついては前回(6月8日公表)の会社予想を据え置き、売上高が前期比9.9%増~13.2%増、営業利益が同14.3%増~21.4%増、経常利益が同12.8%増~20.3%増、純利益が同0.9%増~10.1%増の増収増益見込みとしている。締め支払い決済サービス「Paid」事業と売掛債権保証事業の先行投資負担に加えて、本社移転費用も減益要因となるが、知名度向上などで「スーパーデリバリー」利用の増加を見込んでいる。配当も未定の予想を据え置いた。通期会社予想(レンジ予想の中間値で算出)に対する第1四半期の進捗率は、売上高が23.3%、営業利益が20.0%、経常利益が20.7%、純利益が19.1%とやや低水準だが、期後半に向けてのサイト利用拡大で挽回可能だろう。

  株価の動きを見ると、8月3日に5万2000円まで調整する場面があったが、その後は反発して足元では概ね5万7000円~6万円近辺で推移している。18日の終値5万8800円を指標面で見ると、今期予想連結PER(レンジ予想のため会社予想の連結EPSの中間値6331円90銭で算出)は9~10倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS6万7498円40銭で算出)は0.8倍台となる。

  週足チャートで見ると一旦は26週移動平均線に押し戻された形だが、日足チャートで見ると25日移動平均線を挟んでモミ合う展開であり、8月3日の直近安値をボトムとして調整一巡感を強めている。反発態勢だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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