【アナリストの眼】アスカネット、1Q利益進捗率順調、株価は下値固め完了

2012年9月13日 09:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

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  アスカネット <2438> (東マ)は、葬儀社向けの遺影写真のデジタル加工サービスと、個人向けの1冊からの本格的な写真集制作を主力事業としている。遺影写真は葬祭関連、写真集制作は婚礼関連が主力市場であり、景気変動の影響を受けにくいことを特徴としている。さらに新規分野として、空中結像の技術を用いた空中ディスプレイに取り組んでいる。

  9月7日に発表した今期(13年4月期)第1四半期(5~7月期=1Q)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比0.4%増の10億63百万円、営業利益が同13.2%減の1億51百万円、経常利益が同13.1%減の1億50百万円、純利益が同3.8%減の91百万円だった。葬儀施行件数の減少などで遺影写真加工サービス収入が伸び悩んだ。為替の円高影響や減価償却費の増加もマイナス要因だった。

  通期については前回(6月8日公表)の会社予想を据え置き、売上高が前期比5.5%増の47億30百万円、営業利益が同18.0%減の6億03百万円、経常利益が同18.7%減の6億円、純利益が同14.4%減の3億65百万円の増収減益見込みとしている。為替の円高影響、減価償却費や広告宣伝費の増加が減益要因としている。配当も26円(期末一括26円)の予想を据え置いた。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が22.5%、営業利益が25.1%、経常利益が25.0%、純利益が24.9%となり概ね順調な水準だろう。

  株価の動きを見ると、第1四半期の減益を嫌気する形で翌8日に616円まで下落する場面があった。ただし7月25日に付けた年初来安値605円を割り込むことなく620円台に戻している。減益に対する失望売りは一巡した模様だ。12日の終値625円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS87円37銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は4%台、実績PBR(前期実績のBPS723円34銭で算出)は0.8倍台となる。

  日足チャートで見ると概ね600円~700円近辺のレンジ相場であり、8日の直近安値でレンジ下限に到達したようだ。週足チャートで見ても600円近辺での下値固め完了感を強めている。第1四半期の減益が嫌気されたようだが、進捗率は順調な水準であり特にネガティブ要因とはならないだろう。空中ディスプレイという新規分野の材料性も考慮すれば、レンジ上限に向けて反発のタイミングだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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