【編集長の視点】押し目買いと利益確定売り交錯のクリナップ、徐々に見直し優勢に

2012年9月11日 15:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  クリナップ <7955> は、12円安の531円と3営業日ぶりに反落している。今年8月6日の今3月期第1四半期(1Q)決算の開示とともに今期業績の上方修正を発表、40円幅の急伸を演じて利益確定売りが交錯しているが、新製品の好調推移から前期と同様の業績再上ぶれ期待も底流しており、なお下げ過ぎ余地を示唆している。

  同社の今期業績は、第2四半期累計業績、3月通期業績とも上方修正されたが、うち3月通期業績は、売り上げを期初予想より12億円、経常利益を2億5000万円、純利益を1億5000万円それぞれ引き上げ、経常利益は23億5000万円(前期比12%増)と増益転換率を伸ばす。純利益は、前期に増加した繰延税金資産の平準化で10億5000万円(同51%減)と減益転換するが、減益転換率を縮小する。

  フラット35Sや住宅エコポイントなどの政策効果に震災復興需要も上乗せとなって、新製品のシステムキッチン「クリンレディ」、システムバスルーム「アクリアバス」などが好調に推移、営業所のリニューアルオープンや積極的なテレビ広告を続けていることが要因で、生産面では原価低減、コスト削減を継続していることも寄与している。

  同社は、前期業績も期中に第2四半期累計決算発表時と第3四半期決算開示時に2回、期中に上方修正しており、再現思惑も底流している。

  株価は、前期業績の再上方修正で年初来高値697円まで買い進まれ、今期業績の続伸予想にもかかわらず全般波乱相場にツレ安して同安値443円まで調整、今期業績の上方修正で554円高値まで持ち直した。PERは23倍台と市場平均を上回るが、PBRは0.4倍となお下げ過ぎを示唆しており、年初来高値へのキャッチアップを強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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