【アナリストの眼】アライドテレシスは業績低調だが自社株取得を実施、高利回り

2012年9月3日 09:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  ネットワーク機器でグローバル展開するアライドテレシスホールディングス <6835> (東2)は、8月7日に今期(12年12月期)第2四半期累計(1~6月期)および通期の連結業績見通しの修正、9日に第2四半期累計連結業績、17日に自社株式取得を発表している。

  第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比16.9%減の127億66百万円、営業利益が13億04百万円の赤字(前年同期は4億03百万円の赤字)、経常利益が11億81百万円の赤字(同4億52百万円の赤字)、純利益が12億41百万円の赤字(同6億18百万円の赤字)だった。日本、米国、欧州が総じて低調で計画以上の減収となった。コスト削減効果などで営業利益は計画水準を確保し、為替差益発生で経常利益は計画を上回ったが、法人税増加などで純利益は計画以上に赤字幅が拡大した。

  通期見通しについては前回(2月10日公表)の会社予想に対して、売上高が38億円減額の307億円(前期比9.9%減)、営業利益が3億50百万円減額の6億50百万円(同57.3%減)、経常利益が3億20百万円減額の5億80百万円(同38.3%減)、純利益が4億円減額の2億円(同70.8%減)としている。世界的な景気減速の影響で、案件先送りや価格下落傾向が顕著な模様である。配当については年間3円(期末一括3円)の予想を据え置いた。

  また17日には自社株式取得を発表した。取得株式の上限500万株(自己株式を除く発行済株式総数の4.3%)、取得総額の上限5億円、取得期間を8月20日~12月20日としている。

  株価の動きを見ると、業績見通し修正後の8月9日に年初来安値となる62円を付けて底練り展開となったが、自社株式取得を好感して動意付き20日に86円まで上昇する場面があった。その後は人気一巡して足元では概ね70円台前半で推移している。31日の終値71円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円73銭で算出)は41倍近辺、今期予想配当利回りは4%台、実績PBR(前期実績の連結BPS103円18銭で算出)は0.6倍台となる。

  週足チャートで見ると戻り圧迫の13週移動平均線を突破したが、上ヒゲを付けて反落する形となった。ただし株価100円未満の低位株で予想配当利回り4%台には投資妙味があり、きっかけ次第で動意付く可能性もあるだろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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