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【アナリストの眼】東映アニメの株価、足元は調整も秋の新作に期待で注目
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アニメ大手の東映アニメーション <4816> (JQS)の株価は、足元では調整局面の模様だが、下期に予定している人気作品映画の公開が材料視される可能性があるだろう。
7月30日に発表した今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比10.5%減、営業利益が同48.1%減、経常利益が同43.4%減、純利益が同39.4%減の大幅減収減益だった。セグメント別に見ると、映像製作・販売事業は増収減益だった。テレビアニメやソーシャルゲームが好調だったが、劇場アニメやパッケージソフトで新規の人気作がなく、海外部門も円高影響を受けた。版権事業は概ね横ばいだった。国内で「ワンピース」関連、海外で「ドラゴンボール」関連が堅調だった。商品販売事業は「ワンピース」関連が前年の大ヒットの反動減となり、大幅減収減益だった。
通期見通しについては前回(5月14日公表)の会社予想を据え置いた。売上高が前期比24.3%減の250億円、営業利益が同53.7%減の23億円、経常利益が同51.0%減の26億円、純利益が同46.1%減の17億円としている。配当についても年間30円(期末一括30円)の予想を据え置いた。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が28.0%、営業利益が26.6%、経常利益が29.2%、純利益が29.1%と順調な水準である。大ヒットした「ワンピース」関連の反動減や、映画製作本数増に伴う原価増などで今期は大幅減収減益見込みだが、10月には「映画スマイルプリキュア!」、12月には「ワンピース」劇場最新作の公開を予定しており、下期からの巻き返しの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、第1四半期業績に対する失望感で急落し、その後も安値圏の1700円近辺でモミ合う展開となっている。28日の終値1690円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS122円40銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回りは1%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS2385円10銭で算出)は0.7倍近辺となる。
週足チャートで見ると、26週移動平均線が戻りを圧迫して上値を切り下げる形となっている。ただし5月と6月に付けた年初来安値1640円を割り込むことなく、下値は固まりつつあるようだ。当面は26週移動平均線の突破がポイントだが、指標面に割高感はなく、新作映画の動向次第では反発が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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