【アナリストの眼】株価上値追い見込めるケンコーマヨネーズ、工場稼働率向上

2012年8月21日 11:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  マヨネーズ大手でサラダや惣菜なども手掛けるケンコーマヨネーズ <2915> は10日、今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)連結業績を発表した。

  売上高は前年同期比7.8%増の134.47億円、営業利益は同2.3倍の7.81億円、経常利益は同2.2倍の7.53億円、純利益は同2.9倍の4.34億円の大幅増収増益となり、期初時点の想定を上回った模様だ。前年の震災直後の落ち込みに対する反動増などで工場稼働率が上昇し、営業損益が大幅に改善した。

  通期については前回(5月10日公表)の会社予想を据え置き、売上高が前期比1.6%増、営業利益が同7.3%増、経常利益が同3.7%増、純利益が同3.9%増の増収増益見込みとしている。中期経営計画で打ち出した「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」といった事業領域拡大戦略が順調であり、中国とインドネシアへの事業展開も寄与する模様だ。配当についても年間20円(第2四半期末10円、期末10円)の予想を据え置いた。

  第1四半期実績の通期会社予想に対する進捗率は、売上高が25.5%、営業利益が34.0%、経常利益が35.0%、純利益が40.6%と高水準である。第2四半期(7~9月期)以降も原料価格が落ち着いた状況であれば、通期上振れの可能性が高まるだろう。

  株価の動きを見ると、6月4日に直近安値となる551円を付けたが、その後は反発し、6月下旬以降は概ね610円~660円近辺のレンジで推移している。20日の終値649円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS75円29銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回りは3%近辺、そして実績PBR(前期実績の連結BPS949円44銭で算出)は0.6倍台となり、割安感の強い水準だろう。

  週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなる形で下値を切り上げている。上昇トレンドの展開であり、当面のターゲット水準は4月16日の年初来高値690円の突破となるだろう。通期上振れの可能性、指標面の割安感を考慮すれば、さらに上値追いの可能性がありそうだ(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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