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【アナリストの眼】反転相場近い松田産業、通期は増益を確保、資源人気再燃も
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貴金属リサイクルの松田産業 <7456> は10日、今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)連結業績と自己株式の取得を発表した。
第1四半期の売上高は前年同期比10.2%減少、営業利益は同52.4%減少、経常利益は同49.2%減少、純利益は同46.4%減少と、大幅減収減益だった。半導体・電子部品業界の生産低迷の影響などで、貴金属原料回収量が減少した。貴金属価格の下落や、食品関連事業の損益悪化もマイナス要因だった。
通期については期初時点の会社予想を据え置いた。売上高は前期比3.9%増、営業利益は同2.4%増、経常利益は同2.4%増、純利益は同5.1%増の増収増益見込みとしている。配当も年間24円(第2四半期末12円、期末12円)の予想を据え置いた。
第1四半期実績の通期会社予想に対する進捗率は、売上高が21.4%、営業利益が14.8%、経常利益が15.7%、純利益が16.5%とやや低水準だが、貴金属原料の回収量は徐々に増加し、ベトナムや台湾など海外営業拠点の拡充、マレーシアの新工場稼働なども寄与する見込みとしている。事業環境という点で見れば、第1四半期でボトムアウトした可能性もあるだろう。
自己株式取得については、取得期間は8月13日~9月7日で、取得する株式の上限8万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合0.29%)、上限1億円としている。
株価の動きを見ると、6月4日の年初来安値1080円から反発して戻り歩調を期待させたが、26週移動平均線近辺から反落して安値圏に回帰した。8月3日には1088円まで下落する場面があった。ただし年初来安値を割り込むことなく反発し、下値を固める形になっている。
14日の終値1143円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS160円77銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回りは2%台前半、実績PBR(前期実績の連結BPS1490円19銭で算出)は0.7倍台となる。
週足チャートで見ると、大勢としては1100円~1300円近辺のボックス展開の模様であり、足元の水準はほぼ底値圏のようだ。また予想連結PERの割安感に見直し余地があり、需給面では自己株式取得が支えるだろう。さらに事業環境が第1四半期でボトムアウトした可能性もあるだけに、株価の底打ち反転が期待されそうだ。当面のターゲット水準はレンジ上限の1300円台となるだろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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