【アナリストの眼】高値圏で頑強ビー・エム・エル、価格改定影響を規模拡大でカバー

2012年7月31日 14:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  受託臨床検査大手のビー・エム・エル <4694> については、今期業績の改善見通しを評価したい。

  主力の臨床検査事業では、M&Aやアライアンスも活用して全国に検査ラボを展開している。2年ごとに実施される保険償還価格改定の影響を受けるうえに、競争激化などで臨床検査の受託価格は下落傾向の模様だが、規模拡大による事業基盤強化に加えて、食品衛生検査事業や医療情報システム事業などの収益化も期待されそうだ。

  今期(13年3月期)通期連結業績についての会社予想は、売上高が前期比3.0%増、営業利益が同28.3%増、経常利益が同33.9%増、純利益が同54.7%増としている。主力の臨床検査事業でのM&Aやアライアンスの効果、医療情報システム事業での拡販効果などで増収増益の見込みである。年間配当については40円(第2四半期末20円、期末20円)の予想としている。

  株価の動きを見ると、6月5日に1800円まで下落する場面があったが、年初来安値を割り込むことなく反発し、戻り歩調の展開となった。そして7月18日には年初来高値となる2198円まで上昇する場面があり、その後も高値圏で推移している。

  7月30日の終値2101円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS174円24銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回りは1%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS2248円93銭で算出)は0.9倍近辺となる。

  足元の株価水準を指標面で見れば、市場平均などとの比較で特に割安感が強いとも言えないが、今期業績の改善見通しも評価すれば、短期的な調整を挟みながら上値を試す展開が期待できそうだ。当面のターゲット水準は11年4月の戻り高値圏2400円近辺だろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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