【株式市場を検証】週末で様子見ムードの中、先物主導で下落幅拡大

2012年7月21日 11:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【7月20日の株式市場の動き】

■日経平均株価、TOPIXともに大幅反落、

 20日は下落した。日経平均株価は前日比125円68銭(1.43%)安の8669円87銭となり大幅反落した。TOPIXは前日比13.31ポイント(1.78%)安の733.82となり大幅反落した。週末要因で様子見ムードを強めたが、午後に入って先物主導で下落幅を広げた。

 日経平均株価の日中値幅は129円47銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で9150億円となり、前日の8741億円に比べて増加したが4営業日連続で1兆円を下回った。

 前日19日の米国株式市場は上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比34ドル66セント(0.27%)高の1万2943ドル36セントと3営業日続伸した。S&P500株価指数は前日比0.27%高と3営業日続伸、ナスダック総合株価指数は前日比0.79%高と3営業日続伸した。米IBM、米イーベイ、米クアルコムなど主要ハイテク関連企業の4~6月期決算を好感した。ただし、市場予想を下回る主要経済指標が相次いだため、景気減速に対する警戒感が上値を抑えて伸び悩んだ。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比9円68銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き630万株の売り越し観測だった。

 寄り付き後の日経平均株価は小幅安水準でモミ合う展開となった。目立った弱材料は見られなかったが、週末ということもあって売り買いともに様子見ムードを強めた。

 午後に入ると、日経平均株価は午前の終値に比べて下落幅を広げてスタートし、株価指数先物取引が主導する形で一段安の展開となった。為替が円高方向に傾いたことやアジアの主要株式市場が軟調だったことを弱材料視した。終盤には前日比132円83銭安まで下落する場面があった。日経平均株価、TOPIXともにこの日の安値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄196(全体の12%)、値下がり銘柄1421(全体の85%)だった。ほぼ全面安の展開となり、セクター別に見ると上昇したのは鉱業だけだった。一方ではパルプ・紙、医薬品、鉄鋼、銀行、証券、保険、海運、電力・ガスなどが大幅下落した。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、上位30銘柄の中で上昇したのは、6位の東芝 <6502> と10位のファーストリテイリング <9983> の2銘柄にとどまった。

 一方で1位の三菱UFJFG <8306> 、3位の三井住友FG <8316> 、5位のアステラス製薬 <4503> 、7位のみずほFG <8411> 、11位のパナソニック <6752> の大幅下落が目立った。また2位のトヨタ自動車 <7203> 、4位のソフトバンク <9984> 、8位の日産自動車 <7201> 、9位のキヤノン <7751> 、12位のファナック <6954> 、13位のホンダ <7267> 、14位のディー・エヌ・エー <2432> 、15位のソニー <6758> 、16位のコマツ <6301> 、17位の日本たばこ産業 <2914> 、18位のTDK <6762> 、19位のNTT <9432> 、20位のスズキ <7269> が下落した。

 週末要因もあって様子見ムードが強く薄商いだけに、株価指数先物取引の仕掛け的な売りにほぼ無抵抗の展開となった。

 国内でも来週は主力銘柄の4~6月期決算発表が本格化する。円の高止まり状況が続いていることもあり、事前の期待感は高まっていない。このため、決算発表でアク抜け感が優勢になる可能性が期待されるが、今日の地合いを見る限りでは、悪材料が出ないかと身構える状況に大きな変化はないようだ。ネガティブ材料に対して一段と敏感に反応する可能性もあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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