【注目の決算発表】オンワードホールディングスは1Q好決算も利益確定売りに押され反落

2012年7月9日 11:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  オンワードホールディングス <8016> は9日、6円安の605円と反落している。前週末6日大引け後に発表した今2月期第1四半期(1Q)決算が、大幅続伸して着地、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績を100%以上上回る高利益進捗率を示したが、2Q累計・通期業績を期初予想の据え置きとしたことなどから利益確定売りが先行している。

  1Q業績は、前年同期比10%増収、12%経常増益、30%純益増益となった。期初予想の2Q累計業績に対して経常利益は約25億円、純利益は約23億円上回った。国内では既存事業の構造改革を進めながら新規ビジネスや強化事業に人員をシフトさせて事業拡大、収益性向上を図り、海外事業も、欧州地区が金融不安などにより経済減速懸念を強めたが、計画通りに増収増益となったことが寄与した。

  今期2Q累計・2月通期業績は期初予想を据え置き、通期純利益は、50億円(前期比41%増)と続伸を見込んでいる。

  株価は、前期第3四半期の好決算に反応して年初来高値678円まで買い進まれ、今期続伸予想業績が市場コンセンサスを上回るとして600円台固めを続けてきた。PER評価では18倍台と割安感は小さいが、PBRは0.6倍と出遅れており、目先売り一巡後の再騰展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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