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【注目の決算発表】ユニーは1Q純利益の大幅黒字転換をテコに反発
ユニー <8270> は3日、10円高の877円と反発している。前日2日大引け後に発表した今2月期第1四半期(1Q)決算で、純利益が、大幅に黒字転換したことを手掛かりに内需割安株買いが再燃している。
1Q業績は、売り上げが、前年同期比2%減と続落したが、経常利益が、同9%増と続伸し、純利益が、206億4700万円(前年同期は22億8500万円の赤字)と大きく黒字転換した。
売り上げは、住居関連・食品部門で前年の東日本大震災による売上高拡大の反動や天候不順で既存店売上高が減少したことなどから続落したが、サークルKサンクス<3337>(東1)を完全子会社化したグループシナジー効果を最大化、綜合スーパーで「アピタ誕生30周年企画」の営業展開したことで経常利益は続伸し、純利益は、前年同期計上の減損損失、災害損失などが消え、サークルKサンクスの完全子会社化で負ののれん発生益164億7100万円を特別利益に計上したことで大幅黒字転換した。
第2四半期累計・2月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、375億円(前期比4.5倍)と7期ぶりの大幅な過去最高更新を見込んでいる。
株価は、サークルKサンクスの株式公開買い付けで900円台に乗せ、今期純利益の7期ぶり過去最高更新予想で年初来高値979円まで二段上げ、その後の調整で半値押し水準を固め、前週末29日発表の1Qの負ののれん発生益発表では売り買いが交錯した。PER4倍台、PBR0.7倍の超割安修正に売り方の買い戻しも加わり、一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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