クルーズは2回目の自己株式取得、立会外買付取引をテコに急続伸

2012年7月2日 14:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  クルーズ <2138> (JQS)は2日、前場5000円高の6万5400円と急続伸し、6月4日につけた年初来安値4万5500円からの底上げを鮮明化し、後場も、続伸幅をやや縮めているが高値圏で堅調に推移している。前週末6月29日大引け後に今年5月15日に続く2回目の自己株式取得と、その具体的な方法としての自己株式立会外買付取引を発表、好感して下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。

  自己株式取得は、経営環境の変化に応じた機動的な資本政策を遂行することを目的としており、取得株式数の上限を1万2700株(発行済み株式総数の9.94%)、取得総額を7億6708万円とした。具体的な取得方法は、きょう2日寄り付き前の8時45分に前週末29日終値6万400円で立会外買付取引により実施した。

  取得結果はきょう2日10時に発表し、取得株式数は1万2620株、取得総額は7億6224万円となった。

  同社は、5月15日にも2600株(発行株式総数の2.03%)の自己株式取得を発表し進行中だが、これと別に新たな自己株式取得として実施した。

  株価は、高額アイテム商法「コンプリートガチャ」が、景品表示法違反とされたことで大型連休中の8万9000円高値からストップ安を交えて年初来安値まで急落、前回の自己株式取得と今3月期純利益の連続最高更新予想を見直し、急落幅の3分の1戻し水準までリバウンドした。PER6倍台の下げ過ぎ訂正で、一段の戻りにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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