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ヤーマン:12年4月期連結業積は増収増益で最高益更新
■化粧品「オンリーミネラル」や脱毛器「no!no!HAIR」等の売上堅調に推移
美容家電のヤーマン <6630> (東1)は15日、前12年4月期決算説明会を開催した。
前12年4月期連結業積は、売上高204億90百万円(前年同期比4.2%増)、営業利益18億11百万円(同5.0%増)、経常利益17億83百万円(同4.9%増)、純利益10億35百万円(同10.0%増)と増収増益で最高益更新となった。
売上に関しては、化粧品「オンリーミネラル」や脱毛器「no!no!HAIR」、痩身器具「アセチノセルビー」等の売上高が堅調に推移したことで増収となった。
利益面に関しては、増収効果により、売上総利益が5億56百万円増加したことで、広告宣伝費の増加に伴う販管費増4億70百万円をカバーし増益を確保した。
■リピート購入金額割合は08年5月の10%から12年2月は45%と伸びる
販路別の売上高は、通信販売向け卸は69億77百万円(同5.8%増)、店舗販売向け卸は61億63百万円(同12.6%減)、直接販売71億53百万円(同23.6%増)、海外その他1億96百万円(同19.4%減)となっている。
通信販売向け卸は、ショッピング専門チャンネルで機能性アパレル商材が好調であったほか、地上波テレビや通販雑誌で痩身器具「アセチノセルビー」や脱毛器「no!no!HAIR」が伸びた。
店舗販売向け卸は減収となったが、有名女性誌への積極展開で「オンリーミネラル」が伸びた。
直接販売は、リピートにも下支えされた「オンリーミネラル」が堅調であったほか、「アセチノセルビー」や「フェイサイズUP」等が定番アイテムとして安定してきている。
海外その他は減収であったが、中国マーケットへの展開の準備を行っている。
リピート購入金額割合は、08年5月は10%であったが、09年9月20%、10年9月30%、11年3月40%、12年2月45%とリピートの購入割合が順調に増加している。
カテゴリー別売上高は、美容家電102億81百万円(同10.4%減)、ウェルネス家電・フィットネス器具27億78百万円(同65.1%増)、化粧品・バラエティ雑貨49億37百万円(同0.2%増)、その他24億93百万円(同56.3%増)となっている。
■自己資本費率10.1ポイント上昇し60.2%と財務体質の健全化進む
連結貸借対照表の総資産は108億33百万円(同4.9%減)となっている。減少した要因は、有利子負債の返済により現預金が27億79百万円(同11.0%減)、在庫が減少したことにより棚卸資産33億1百万円(同14.6%減)となったことが挙げられる。
総負債は、43億9百万円(同24.1%減)となっている。大幅に減少した要因は、支払手形・買掛金10億81百万円(同20.0%減)、社債・借入金13億53百万円(同41.1%減)、その他負債18億74百万円(同7.8%減)と共に減少したことが挙げられる。
一方、純資産は65億24百万円(同14.3%増)となったことで、自己資本費率は10.1ポイント上昇し、60.2%と財務体質の健全化が進んでいる。
前期は、増収増益で最高益更新と、順調そのものであった。今期も「no!no!HAIR」やオンリーミネラル等ヒットアイテムのリニューアルや痩身アイテム・ヘアケアアイテム等新商品のラインナップ拡充に加え、戦略的な広告支出により高品質なブランドイメージを定着させ、中長期的に売上伸長できる体制を確立させる方針。
13年4月期連結業績予想は、売上高225億40百万円(前期比10.0%増)、営業利益21億28百万円(同17.5%増)、経常利益20億75百万円(同16.4%増)、純利益11億67百万円(同12.7%増)と増収増益で最高益更新を見込む。
■メーカーとしてコアとなる機械設計、電気設計のところを全て自社で企画
業績に関する説明の後、代表取締役社長山崎貴三代氏より同社のビジネスモデルの強みに関しての説明が行われた。
「一番大切なのは、言い方はおかしいかもしれませんが、やはりメーカーとしてしっかりと物を作っていることでございます。美容家電のコーナーに行くと色々な家電がおいてあります。本当に自分の会社が機械設計、電子回路の設計を行い、製品を作っているところはそれ程多くはございません。私共はファブレスですので、協力工場で作ってもらっていますが、メーカーとしてコアとなる機械設計、電気設計のところを全て自社で企画して作っています。もちろんたくさんの特許も取っています。エステティックサロン様へ業務用の機械を作っていた時代から、その特許というところにはかなり力を入れてきました。色々な美容家電を作るにあたっての技術、特許を持っています。現在、技術員が設計して、物を作っているメーカーであるということが、私共の一番の強みであろうかと思っています」。
■美容家電と化粧品の両方をワンストップで提供
「もうひとつ大切な事は、ワンストップビューティと表現していますが、どこまでが美容健康であるかということです。私の中では、エステティックサロンに行くと、機械と共に化粧品を必ずお使いになられています。その様な状況で、美容家電と化粧品の両方を行っているところは、多分私共だけだと思っています。そういう意味でいうと、私共のところに来ていただけると化粧品も機械もワンストップでお求めいただけるということです。現在、白物家電のメーカーさんが美容家電にも入ってきていますが、その様なメーカーは化粧品に関しては、他社と組んで行っていらっしゃいますが、ご自分で化粧品を作っていらっしゃるところはございません。そういう意味では、私共は非常にユニークな存在になれると信じています」。
■BtoCとBtoBを両立させて全販路に商品を供給
「次に、販売に関しても非常にユニークな立場で行っています。この業界で、BtoCとBtoBを両立させているメーカーは、私共だけだと思っています。BtoCでは広告宣伝費をかけていくと1回当れば非常に儲けることが出来ます。一方、卸をやると、店頭に販売員様を雇わなければならないかもしれないし、POPも作らなければならないかもしれないし、色々と経費が掛かかります。そのため、BtoCで成功している会社は、BtoBにはいかないのではないかと思います。ところが、だんだん見ていますとBtoCだけではやはり限界があります。自分で自分のお金を投資して、自分の会社の広告費を掛けてお客さんを呼んでくることは大変な事ですから、BtoBに行こうかなと思っていらっしゃる会社さんもあるようですが、一朝一夕に店の棚を取ることは出来ません。また、色々な通販各社に卸を行うことは簡単に出来ることではありません。其処にはやはり販売のノウハウというものがございます。そのため、私共のように、BtoCとBtoBを両立させて全販路に商品を供給しているのも私共の大きな強みでございます。また、長年美容健康の分野をやってきましたので、対面販売、コールセンターといったソフトの面での人材が充実しています。現在もその方面にも投資しているところでございますが、そういった意味で私共のところに来れば、カウンセリングしてくれて、しかも化粧品も、機械も供給できます。以上の点が私共の強みでございます。」と同社のビジネスモデルについて語った。
■中期経営計画の数値目標は3年で年商300億円、経常利益率10%を掲げる
引き続き、「まだまだ美容健康の分野は、今伸び盛りですので、どういうカテゴリーがあって、どういうものが今後生まれてくるのかということで、更に発展しつつある分野でございます。そういうところで長年蓄積してきた技術とか販売方法を使って、美容健康家電のデファクトを私共から発信していけるようなメーカーになっていきたいというのが私共の目標でございます」と語った後に、中期経営計画の具体的な数値目標として、3年で年商300億円、経常利益率10%を掲げた。また、次のステップの準備として、海外展開、医療機器の販売を挙げているが、海外展開に関しては、昨年11月にコスモプロフ・アジアに出店するなど海外での認知度を高めている。医療機器に関しては、今年2月に米国のFDAの認可を取得するなど、海外での販売に向けての準備が整いつつある。 今期は新商品を3つ発売する計画である。しかし、今期業績予想には、新商品の売上を見込んでいないことから、売上高の上振れも期待できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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