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【引け後のリリース】サンエー化研が台湾大手と合弁で蘇州に光学用保護フィルム会社
■長期的な生産・需要の拡大を展望
液晶関連フィルムなどのサンエー化研 <4234> (JQS)は5日の大引け後、中国での合弁会社設立を発表。光学用表面保護フィルムの製造などを目的に、台湾の大手合成樹脂メーカー・長興化学工業グループと共同で、江蘇省蘇州市に資本金(登録資本)15百万米ドルで2013年1月(予定)に設立する。出資比率はサンエー化研40%、長興化学工業グループの長興(中国)投資有限公司60%。
発表によると、液晶テレビは現在、需要が大きく落ち込んでいるものの、中長期的には画 面の大型化と相まって、パネルの生産数量は面積ベースで伸長し続けることが見込まれる。とりわけ中国では、2012年以降、液晶パネルメーカー及び偏光板メーカーの新工場が順次立ち上がる計画で、それに伴って光学用表面保護フィルムの需要も堅調に伸びることが予想される。同社では、今後中国及び周辺諸国市場をターゲットとする光学用表面保護フィルムの安定供給と競争力強化を図るため、長興化学工業グループとの提携が最善の方法と判断した。業績への影響は判明次第、速やかに開示する。
■機能性包装材などにも期待が
株価は4月末の310円前後から調整色を強め、全体相場が急落した6月4日には274円まで軟化。本日は小反発となり、終値は277円(1円高)だった。同社は、IT製品などの機能性包装材なども生産しており、アジア地域でのネット通販の拡大、宅配便の普及も追い風になるとの期待が出ている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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