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【読者と一問一答】ソニーの1000円割れでガックリ、長期投資は考え直すべきか?
■成熟経済釈迦では『3年サイクル』投資で
【問い】 ソニー <6758> の株を長期で持っています。株価が1000円を割ってガックリです。長期投資なら大丈夫と思っていました。長期投資は考え直すべきでしょうか?
【答え】 長期が良いかどうか、難しい話です。一般的に言えることは、ものごとが「永久的」に続くことは難しいものです。ソニー株は、かつて「ソニー神話」といわれた時代がありました。世の中がどんなに不況でもソニーは堅調な業績を挙げる。全般相場が下がっていればソニーの株が活躍して、全般相場に「渇」を入れる働きをした。『困った時のソニー頼み』といわれたものです。昔を知る投資家の方にはこうした記憶が息づいているものと思います。
しかし、四季報の業績推移を眺めると、最近のソニーには「赤い数字」、つまり利益赤字が目立ちます。かつてのソニーには考えられなかったことです。それでも、神話復活を信じて株を持ち続けている方は多いでしょう。結果、最高値3万3900円(2000年)から大きく下げています。
このほか、最近では東京電力、オリンパスなど長期投資にふさわしいとみられていた老舗名門銘柄も大きく下げています。1銘柄ならともかく、かなり多くの優良銘柄が大きく値を下げている動きを見る限り「長期投資」というものを考え直すところに来ているのではないでしょうか。
とくに、日本の経済が戦後の高度成長時代なら長期の塩漬け投資がむしろ投資効果は大きかったと思います。現在は、モノが充足した成熟経済の社会です。競争は激しく、新製品を開発し売り出してもすぐに他社が同じように販売します。しかも、競争で利益が低下するだけでなく会社自体の存続さえ危なくなっています。
決して、長期投資を否定するもんではありません。しかし、あまりにも社会の変化が速く大きいため、20年、30年といった長期投資は難しくなっていると思います。ましてや、高齢化社会です。仮に、60歳の投資家の方が30年後に大きな投資成果を上げることができたとしても、その時は既に90歳です。儲かった株で旅行に行く元気もなくなっているかもしれません。生きている間に使おうと思えば、『3年サイクル』ていどの投資が良いのではないでしょうか。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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