スターティア:前期12年3月期連結業績は大幅増収増益で過去最高益

2012年5月29日 11:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■ストック売上高は過去最高の成長率44.8%を記録

  スターティア <3393> (東マ)は24日、前期12年3月期決算説明会を開催した。

  同社代表取締役社長本郷秀之氏は、前期のトピックスについて以下のように語った。

  「下半期10月3日に名古屋支店の営業を開始しました。クロスセルの対象となる回線受け付けによる顧客獲得は順調であります。それと持分法適用関連会社スターティアソフトを設立しました。電子ブック作成ソフトの開発を安価で行ってもらう為に出資しました。また、アーバンプランへの出資も行いました。オフィス移転、改築に伴うレイアウトの作成、意匠デザイン作成、内装工事などを行う会社です。継続的なものとしては2つございまして、ストックに対する売上を増強し、安定的な成長ドライバとして過去最高の成長率44.8%となっています。採用に関しては、11年3月期は53名の新卒を採用しました。かなりの人員をウェブソリューション関連事業を中心に人員配置を行いました。今年は、65名の新卒を採用しています。来年は80数名を考えています。そのため昨日も名古屋の説明会に出かけて行きました」と前期を振り返ると共に、新卒採用に積極的に動いていることを紹介した。

  前期12年3月期連結業績は、売上高50億84百万円(前年同期比27.1%増)、営業利益4億59百万円(同68.0%増)、経常利益4億75百万円(同71.1%増)、純利益2億78百万円(同115.2%増)と大幅増収増益で過去最高益となった。

■来期、再来期に繋がる形で予想を上回る売上と利益を達成

  「会社を設立して過去最高益でございます。唯私が一番良いなと思っていることは、ストックの売上が非常に順調に来たうえでの営業利益4億59百万円に意味があると思っています。この営業利益が5億円行こうが、5億50百万円行こうが、ストックの売上は駄目でした。フローの売上でこの数字を達成しましたということでしたら、我々の長期で行く戦略としてはちょっと乖離しているということになります。しかし、ストックの売上が好調に来たということで、非常にうれしいです。中でも伸ばしたい事業、伸びるであろう事業であるウェブソリューション関連事業、特に電子ブックが非常に好調に推移したのが、大きかったと思っています。来期、再来期に繋がる形で予想を上回る売上と利益であったことが一番大事であったと思います」とストックの売上が順調であったことを最も評価している。

  セグメントの売上高、セグメント利益は、ウェブソリューション関連事業10億73百万円(同3億72百万円増)、2億20百万円(同1億7百万円増)、ネットワーク関連事業、14億24百万円(同1億99百万円増)、1億79百万円(同70百万円増)、ビジネスソリューション関連事業25億85百万円(同5億12百万円増)、91百万円(同22百万円増)であった。

  ストック売上高の過去3年間の推移を見ると、10年3月期8億65百万円、11年3月期11億49百万円(前年同期比32.9%増)、12年3月期16億64百万円(同44.8%増)と大幅増収のペースで伸びている。全売上高に対するストック比率も、25.8%、28.7%、32.7%と年々高まっている。

■4月にスターティアラボを大阪に出店

  前期12年3月期業績はストックの売上を伸ばしながら、増収増益で最高益更新と順調であった。今期の計画に関しては、「ウェブソリューション関連事業(スターティアラボ)を4月、大阪に出店しました。実は、私共の中で一つ問題視していることがございます。それは、ユニバーサルサービス(全国どこでも公平に利用できるサービス)です。ユニバーサルサービスは皆様ご存じのように、我々のサービスというのは、一つ一つの商品も確かに競争力もございますけれども、ワンストップで提供させていただきまして、初めて存在価値があると思っています。そういった意味からすると、本当は、大阪にも、名古屋にも、福岡にもネットワーク事業部も、ウェブソリューション事業部(スターティアラボ)も人員を確保していく必要があります。唯、人の教育の問題だとか、色々な問題があります。しかし、大阪にはかなり顧客が増えてきていますので、大阪にスターティアラボの支社を出しました。近い将来に当然、福岡と名古屋の方にもスターティアラボを出店していかなくてはならないと思っています。ネットワークの部署も福岡の支店に昨年の4月に何名か出しましたけれど、効果が上がっています。それからスターティア本体による新たな地域への出店も考えています。現状ではデータを収集して精査している段階でございます。また、海外展開を念頭において、人材育成を行っています。それから継続してやっていくこととしては、ストック売上高の増強です。今期はストック売上高22億20百万円を計画しています」と今期の計画を説明した。

■今期も増収増益で過去最高益を見込む

  今期13年3月期連結業績予想は、売上高60億39百万円(前期比18.8%増)、営業利益6億円(同30.7%増)、経常利益6億円(同26.1%増)、純利益3億円(同7.7%増)と増収増益で過去最高益を見込む。

  セグメント別予想売上高は、ウェブソリューション関連事業は電子ブック作成ソフト(SaaS版)を販売強化することで16億4百万円(同47.8%増)、ネットワーク関連事業はフローからストック商材へのシフトを加速することで14億27百万円(同1.7%増)、ビジネスソリューション関連事業は新規拠点展開を睨みMFP・回線を再強化することで29億72百万円(同14.4%増)を見込んでいる。

  ストック強化することで、四半期毎の営業利益計画は、第1四半期20百万円、第2四半期1億8百万円、第3四半期1億53百万円、第4四半期3億18百万円で、年間6億円を見込んでいる。

■今期は全会計期間で黒字化を目指す

  「スターティアの決算書の過去5年間を見ますと、新卒中心の採用ですので、毎年4月に新入社員を東京に全員呼んで、教育をしますが、教えられる側だけでなく教える側もその間は全く売上が立ちませんから、第1四半期は赤字で、第2四半期で少し盛り返し、中間期で数千万円の赤字、良くてもトントンというのが当社のパターンでしたが、ストック売上がかなり貯まってきていますので、今期は全会計期間で黒字化を目指しています」と収益体制が強くなっていることから、黒字スタートを計画している。

  今後、同社の地方自治体への売上拡大が予想される話題として、3月21日のサイネックス <2376> (JQS)との業務提携が取り上げられた。

  サイネックスは全国の地方自治体との官民協働事業として、地域行政情報誌「わが街事典」の共同発行を進めており、その数は既に300自治体で8万部を超える発行となっている。

  今回、スターティアラボが提供する電子ブック作成ソフト「ActiBook」をベースに、電子書籍化、配信のノウハウをサイネックスに提供することにより、今後は、地方自治体に「わが街事典」の電子書籍化にスターティアの「ActiBook」の採用が促進されることから、「ActiBook」の売上拡大だけでなく、スマートフォンをはじめとする各種デバイスの対応端末の拡大も期待できる。また、これまで同社がアプローチできなかった地方自治体への売上拡大により、更に安定的な収益が確保されることになる。

  電子ブック作成ソフト「ActiBook」をはじめとして、SaaS型オンラインストレージの「セキュアSAMBA」、ネットワーク機器のマネージドレンタル「マネージドゲート」等人気商材を開発し、ストック型の商材として販売していることから顧客数の増大と共に売上も拡大している。一方で、営業エリアの拡大も進んでいることから、今後も最高益更新が継続するものと予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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