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【不動産大手・銘柄診断】野村不動産ホールディングスは分譲戸数増加で増収増益
■分譲戸数増加で増収増益、分譲の粗利益率大幅向上
野村不動産ホールディングス <3231> は、13年3月期の連結業績見通しについて、売上高が前期比16%増の5230億円、営業利益が同10%増の550億円、経常利益が同17%増の400億円、純利益が同8%増の190億円としている。
住宅事業での分譲戸数増加と利益率改善が牽引する形で、増収増益見通しである。予想EPS(1株利益)は99円76銭、年間配当は30円(第2四半期末15円、期末15円)としている。
セグメント別営業利益(連結消去前)見通しは、住宅事業が前期比26%増の300億円、ビル事業が同7%減の235億円、資産運用開発事業が同97%増の50億円、仲介・販売受託事業が同56%増の30億円、その他事業が同31%減の5億円としている。
住宅事業の分譲戸数は前期比1772戸増加の5800戸(うちマンションは同1703戸増加の5100戸)の計画である。ビル事業では賃貸粗利が減少する見込みとしている。
分譲住宅の粗利益率の推移を見ると、09年3月期が21.8%、10年3月期が16.1%、11年3月期が16.4%、12年3月期が23.3%となった。08年のリーマンショック後に取得した収益性の高い物件が12年3月期の売上計上の大半を占めたため、粗利益率が大幅に改善した。
ビル事業の空室率の推移を見ると、連結ベース(オフィス・商業施設合計)で、09年3月期末が2.6%、10年3月期末が4.8%、11年3月期末が4.0%、12年3月期末が2.4%となった。12年3月期はやや持ち直した形である。
■有利子負債大きく減少、株価はPBRに割安感
なお、12年3月期末の有利子負債は7585億円となり、11年3月期末比583億円減少した。D/Eレシオ(有利子負債/自己資本)は2.4倍で同0.3ポイント低下した。
株価は、3月19日の年初来高値1527円から反落し、足元では1200円近辺まで下落した。週足ベースで見ると26週移動平均線を割り込んだ水準だが、大勢としては1100円近辺~1500円近辺の間でのボックス展開となっている。
足元の株価水準を指標面で見ると、13年3月期会社予想ベースの連結予想PERは12倍近辺、予想配当利回りは2%台半ば、12年3月期BPS(1株当たり純資産1664円78銭)ベースの実績PBRは0.7倍台の水準である。需給面では信用倍率(5月11日時点)が1倍台半ばである。
指標面では実績PBRに割安感が台頭する水準だけに、チャート面ではボックスレンジ下限に接近すれば底打ちが意識される可能性が高まるだろう。ただし市場全体の地合い改善も必要なだけに、再度のサプライズ追加緩和などの支援材料も欲しいところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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