ミロク情報サービス:12年3月期連結業績は増収大幅増益で着地

2012年5月22日 17:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■15期振りに過去最高の営業利益となる

  ミロク情報サービス <9928> (東2)は17日、12年3月期決算説明会を開催した。

  12年3月期連結業績は、売上高195億95百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益20億23百万円(同34.3%増)、経常利益20億円(同34.4%増)、純利益10億58百万円(同50.1%増)と増収大幅増益で着地した。

  売上高に関しては、会計事務所向け新製品、企業向けERPシステムの販売が好調に推移し、加えてサービス収入も増加したことで増収となった。

  前年同期比8億44百万円の増収となったことで、ハードウェアの売上増に伴う仕入れ原価の増加、新製品開発費用の償却負担の増加等による4億10百万円の原価増をカバーし、更に販管費が前年同期より83百万円減少したことにより15期振りに過去最高の営業利益となった。純利益は7期振りに過去最高益を更新した。

■売上営業利益率が初めて10%を超える

  前期の主な取組みは、(1)会計事務所向け新製品・中堅企業向け新製品を投入し、新規顧客開拓・ユーザーの買い替えを促進、(2)新規顧客拡大に向けた人材力を強化、(3)サービス品質の向上と自営保守の推進によるワンストップサービスを強化、(4)クラウドサービス・マルチデバイス対応等、新たなサービス提供に向けた研究開発であった。

  その結果、収益性が向上している。売上営業利益率が初めて10%を超えた。11年3月期8.0%から12年3月期は10.3%となっている。

  財務体質については、株主資本比率は52.7%から55.8%と益々健全化が進んでいる。有利子負債比率も47.5%から35.4%と負債の比率が低下している。

  受注残を意識した経営の浸透も進んでいて、システム導入契約売上高の受注残は2.4カ月から3.4カ月と伸びている。

  顧客基盤とサービス収入については、新規会計事務所への売上高は4.2%増、新規企業への売上高は8.0%増と新規顧客の開拓も進んでいる。また、サービス収入も2.4%増と伸びている。

  以上が12年3月期の成果で、売上の拡大と共に財務面の健全化も進んだ。

■第2次中期経営計画の位置づけは、環境変化に対応するための技術基盤、経営基盤の確立する期間

  12年3月期を初年度とする第2次中期経営計画の2年目に当たる今期を迎え、第2次中期経営計画の基本方針を振り返ると、(1)商品ラインアップの強化とサービス品質の向上、(2)開発体制の抜本改革による画期的な新商品の市場投入、(3)新規顧客拡大に向けた販売体制の改革と人材力の強化、(4)新規事業創出のための基盤づくり、(5)生産性向上による強化とCSR活動の充実の5つを施策として取り上げている。

  第2次中期経営計画の位置づけは、環境変化に対応するための技術基盤、経営基盤の確立する期間としている。前期が最高益更新を果たす等、これまでのところ成果は出ている。

■今期13年3月期連結業績予想は増収増益で2年連続の最高益更新を見込む

  今期13年3月期連結業績予想は、売上高202億30百万円(前期比3.2%増)、営業利益20億70百万円(同2.3%増)、経常利益20億50百万円(同2.5%増)、純利益11億円(同3.9%増)と増収増益で2年連続の最高益更新を見込んでいる。

  売上高は、主力ソフトウェアを拡販し、新規顧客の開拓を推進する。それに伴いソフト保守契約の増加によるサービス収入増を図り、前期比6億34百万円の増収を見込んでいる。   一方、売上原価に関しては、クラウド・サービスを含む開発費用の増加等により、前期比2億86百万円の増加を見込んでいる。販管費では、新規顧客開拓のための広告宣伝費及び販売促進費の増加、人材育成のための教育研修費用の増加、昇給、定期採用による人件費の増加等により、前期比3億1百万円の増加を見込んでいる。

  単体の販売先別売上高計画は、会計事務所向け41億5百万円(同4.0%減)、一般企業向け71億92百万円(同3.9%増)、パートナー向け10億94百万円(同0.3%増)で、合計の契約系売上高は123億92百万円(同0.8%増)を見込んでいる。

  会計事務所向けには、新規顧客開拓に注力すると共に、既存顧客の計画的な買い替えを進める。また、「iCompassシリーズ」、「ACELINK Navi記帳くん」により顧問先企業の自計化を促進していく。更に、セキュリティ製品やデジタル複合機の販売も促進する。

  企業向けには、会計事務所ユーザーとの関係強化により、新規顧客顧問先企業の開拓に注力する。「Galileopt NX-I」および「MJSLINKIIシリーズ」の機能強化、他社製品との連携強化を図りソリューション力を強化する方針。

■14年3月期経営目標は、売上高205億円、経常利益21億50百万円

  今期13年3月期の品目別の売上高計画は、システム導入契約売上高131億63百万円(前期比2.1%増)、サービス収入69億23百万円(同3.8%増)、その他1億43百万円(同279.2%増)となり、総売上高は202億30百万円(同3.2%増)を見込んでいる。

  システム導入契約売上高の内訳は、ハードウェア20億97百万円(同1.7%減)、ソフトウェア87億28百万円(同3.4%増)、ユースウェア23億37百万円(同0.9%増)となっている。

  ソフトウェアは、中堅・中小企業向けERPシステムの販売増により、前期比2億87百万円の増加を見込む。

  サービス収入に関しては、総合保守サービスであるTVS(トータル・ヴァリュー・サービス)及びソフト運用支援サービスの契約数増加による増収、会計事務所の顧問先企業向けソフト「iCompassシリーズ」・「ACELINK Navi記帳くん」の使用料収入増加等により、前期比2億55百万円の増加を見込んでいる。

  尚、第2次中期経営計画の最終年度である14年3月期経営目標は、売上高205億円、経常利益21億50百万円を掲げている。取組みの成果が出て、売上拡大と共に、利益率の向上も進んでいることから、今期業績予想も含めて、14年3月期の経営目標の達成は期待できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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