【注目の決算発表】クレハは2.3倍純益増益予想に反応して安値から反発

2012年5月15日 11:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  クレハ <4023> は15日、9円高の355円まで上げて変わらずを含めて7営業日ぶりに反発し、前日につけた年初来安値346円から底上げした。前日14日大引け後に3月期決算を発表、前期は、今年4月の再上方修正通りに純利益が増益転換し、今期は2.3倍増益を予想し、市場コンセンサスを下回るが、下げ過ぎ訂正期待の底値買いが再燃している。

  前期業績は、前々期比5%減収、39%経常増益、2.1倍純益増益となった。機能製品事業は、PPS樹脂の電気・電子素材用途の需要が低迷したが、自動車用途が増加し、リチウムイオン二次電池用バインダー用途が好調に推移、化学品事業の抗がん剤の減少や樹脂製品事業の伸び悩みをカバー、いっそうの経費削減を進めたことが要因となった。純利益は、東日本大震災の損害損失を計上したがV字回復した。

  今期業績は、自動車向けのPPS樹脂の堅調推移やリチウムイオン二次電池バインダー向けの続伸などで増収増益を予想、純利益は、災害損失一巡で35億円(前期比2.3倍)と予想したが、市場コンセンサスを約15億円下回る。

  株価は、今年2月の前期業績の1回目の上方修正では年初来高値427円まで上ぶれたが、4月の再上方修正では織り込み済みとして安値追いとなった。PERは17倍台、PBRは0.6倍と割り負けており、一段の底上げを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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