【株式市場を検証】日経平均株価、TOPIXともに反発、ほぼ全面高の展開

2012年2月22日 18:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証2部指数は過去最長となる27連騰

  22日は反発した。日経平均株価は前日比90円98銭(0.96%)高の9554円00銭となり反発した。終値で昨年8月4日(9659円18銭)以来の水準に回復した。TOPIXは前日比9.11ポイント(1.12%)高の825.40となり反発した。終値で昨年8月4日(826.36)以来となる820ポイント台を回復した。午前は売り買いが交錯したが、午後になると外国為替市場で円安が進行したことを好感した。なお東証2部指数は過去最長となる27連騰となった。

  日経平均株価の日中値幅は121円47銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆4151億円となり、前日の1兆3022億円に比べて増加し、17営業日連続で1兆円を上回った。

  前日21日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前週末比15ドル82セント(0.12%)高の1万2965ドル69セントと小幅に3営業日続伸した。ギリシャ第2次支援の決定を好感した。一時は3年9カ月ぶりに1万3000ドル台を回復する場面もあった。しかし利益確定売りに押されて前週末比マイナス圏に転じる場面があるなど、やや伸び悩む展開となった。S&P500株価指数は前週末比0.07%高と小幅に3営業日続伸、ナスダック総合株価指数は前日比0.11%安と小幅に続落した。

  日経平均株価は前日比3円28銭安とやや売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き140万株の買い越し観測だった。午前は売り買いが交錯して方向感に乏しく、前日終値を挟んでモミ合う展開となった。

  午後に入ると、日経平均株価は寄り付きでこの日の高値を付けた。その後も9500円台に乗せて上昇幅を広げる展開となった。金融大手HSBCが発表した中国2月PMI(購買担当者景気指数)速報値は49.7となった。4カ月連続で50を下回ったが、1月の48.8に比べて改善し、市場予想も上回ったことを好感した。また外国為替市場で、昨年8月4日以来となる1ドル=80円00銭台に円が下落したため、主力輸出株も前日比プラス圏に転じ、一段高につながった。結局この日の高値圏で取引を終了し、日経平均株価は終値で9500円台を回復した。

  東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1492(全体の89%)、値下がり銘柄123(全体の7%)と、ほぼ全面高の展開だった。セクター別には、鉱業、医薬品、自動車、銀行、証券、保険、海運など、内外需、大・中・小型株ともに幅広く物色された。一方でタイヤがやや軟調だった。

  東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のトヨタ自動車 <7203> 、2位のグリー <3632> 、3位の三菱UFJFG <8306> 、4位のホンダ <7267> 、5位の東京電力 <9501> 、7位の野村ホールディングス <8604> 、8位の三井住友FG <8316> 、9位のディー・エヌ・エー <2432> 、10位の三菱商事 <8058> 、11位の日産自動車 <7201> 、12位のコマツ <6301> など、主力銘柄が総じて上昇した。

  一方では、6位のキヤノン <7751> 、13位のファナック <6954> 、19位のソフトバンク <9984> が下落した。

  指数寄与度の高い銘柄が指数を押し上げるのではなく、ほぼ全面高の展開となった。先高期待が一段と強まっているようだ。もちろん短期的な過熱感に注意は必要だが、当面は外国為替市場で円安方向の流れが続くかどうかが焦点になり、一段と円安方向に進む流れになれば、日経平均株価が1万円大台に接近する場面があるかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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