【銘柄診断】日本精鉱は仕手性発揮の期待は大きく、もみ合い突破の可能性も

2012年2月12日 11:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本精鉱 <5729> は昨年8月以降250~300円のもみ合いを続けている。昔は仕手株としての人気が高く、年初来の中低位株急動意の中ではもっと見直されていい存在なのだが、今回はなぜかおとなしい動きのままだ。

  今2012年3月期第3四半期累計決算では営業利益8億2300万円(前年同期比26%増)と好調な業績を確保した。自動車・家電製品の難燃助剤あるいは触媒として利用されるアンチモンの国際相場が高値推移となっており、国内の販売価格の値上げが進んでいる。

  また、スマートフォン、タブレット端末向けに金属粉末事業も拡大している。今3月期通期では営業利益10億円と前期比14%増を見込んでいる。

  ただ、欧州危機、円高長期化など景気の下振れ懸念を踏まえたうえでの業績据え置きであることが指摘されており、今後の増額への進展が有力と思われる。PBRは0.9倍にとどまっており、もみ合い離れへの発展も十分に考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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