【株式市場】円は安定したものの四半期決算のヤマ越え物色一巡感

2012年2月9日 11:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証1部銘柄は29%が高い

  9日前場の東京株式市場は、全体に上げ一服。円相場はギリシャの財政交渉に合意の観測が伝わり円安基調を保ったものの、四半期決算の好業績銘柄を買う動きは一昨日のトヨタ自動車 <7203> の増額修正でヤマを超えた印象があり、昨日の日経平均9000円乗せにより、目先は達成感がある様子。中国の1月の消費者物価指数が4.5%上昇と伝えられ、金融緩和期待の後退からファナック <6954> が反落など、やや様子見気分があった。東証1部の値上がり銘柄数は483銘柄(約29%)だった。

  日経平均は小反落。朝方の8999円ちょうど(16円59銭安)を上値に小動きとなり、前引けは8965円41銭(50円18銭安)だった。

  東証1部の出来高概算は、13億3938万株、売買代金は6366億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は483銘柄、値下がり銘柄数は999銘柄。

  また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、電力・ガス、食料品、鉄鋼、水産・農林、精密機器、医薬品、など。

  一方、値下がりした業種は、空運、その他金融、ゴム製品、機械、建設、卸売り、倉庫・運輸、証券・商品先物、輸送用機器、小売り、銀行、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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