【株価診断】「増額」のヤマノ買われ高値肉薄、グルー再編も発表、上値余地

2012年2月8日 19:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  「増額」のヤマノホールディングス <7571> (JQS)の8日(水)終値は5円高の43円と買われ、昨年来高値44円に急接近。

  8日(水)15時に「第3四半期決算」、「今3月期の増額」、「グループ再編」を発表した。第3四半期は前年同期比9.1%減収、営業利益2.3倍。このため、今3月期通期を売上で1億2000万円、営業利益で7500万円、純益で2000万円、それぞれ増額した。修正後の業績は、前期比8.4%増収、営業利益2.2倍、1株利益4.0円の見通し。無配。増額の理由は「全事業において経営効率が向上した」ため。

  同社の和装事業を連結子会社である堀田丸正の全額出資会社HMリテーリングスへ事業譲渡。連結子会社マイスタイル、ヤマノジュエリーシステムズを同社が吸収する。連結子会社のヤマノ1909セイビングとアールエフシーを合併する。平成22年度を「第二創業」元年と位置づけ、「ソフトと価値の提供」をテーマに取り組んでいる。

  事業再構築による業績向上はティ・ワイ・オー <4358> (JQS)と似ている。2010年秋に30円台だったティ・ワイ・オーの株価は2011年9月には108円と買われ、現在も高値圏で頑強にモミ合っている。同社株も中期3ケタを目指すものとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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