【チャート・ワンコメント】ラクーンに出直りの動き整う、好業績、ＰＥＲ１０倍台

■チャート・ワンコメント（日足）

　　ラクーン <3031> （東マ）の２日（木）株価は１０００円高の４万９９００円と前日の８００円高に続いて買われ５万円台が目前。乗せれば、昨年１２月１５日以来となる。

　　日足チャートは、下値４万６０００円台と上値５万１０００円台のモミ合いが昨年９月後半から続いている。

　　業績は堅調。今４月期は売上８３億～８６億円、営業利益１億２０００万～１億３０００万円、１株利益４２３９～４６２５円の見通し。売上、営業利益とも上方数字なら、前期比６．７％増収、営業利益３．７％増益。配当は「未定」。

　　「ＥＣ事業」の主力事業である「スパーデリバリー」は、審査基準の引き上げにより質の高い「会員小売店」及び「出展企業」の獲得に注力。第２四半期末での会員小売店数３万１０５２店（前期末比１６４０店舗増）、出展企業数９２７社（同比４０社減）、商材掲載数２８万０１９７点（同比５０６７点増）。新規事業である決済分野の「ペイド」は昨年１０月２４日よりサービス提供を開始している。

　　ＰＥＲは１０倍台と割安。昨年４月下旬に株式分割（２分割）の権利を落とし５月６日には８万９８００円の権利落ち後の高値がある。新株売りも一巡とみられモミ合い放れから次の上値のフシ５万６０００円前後を目指すものとみられる。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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