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【総合スーパー・大手コンビニの銘柄診断】イオンは1業態1ブランド化や中国・アセアン市場シフトへ

イオン<8267>(東1)の11年3~11月期連結業績は、営業収益が前年同期比微増の3兆7482億円、営業利益が同9%増の1018億円、経常利益が同13%増の1145億円、純利益が同26%減の365億円だった。[写真拡大]
■【特集】「小売(総合スーパー・大手コンビニ)」銘柄の動向
イオン <8267> の11年3~11月期連結業績は、営業収益が前年同期比微増の3兆7482億円、営業利益が同9%増の1018億円、経常利益が同13%増の1145億円、純利益が同26%減の365億円だった。
資産除去債務会計基準適用や震災関連などで、特別損失を673億円計上したため、純利益は減益だったが、GMS(総合スーパー)事業、戦略的小型店事業(コンビニエンスストア、まいばすけっと事業など)、サービス事業の好調が牽引して営業増益、経常増益だった。
主要事業の営業損益を見ると、GMS事業は同54億円増加の162億円、SM(スーパーマーケット)事業は同4億円増加の98億円、戦略的小型店事業は同9億円増加の55億円、総合金融事業は同6億円増加の141億円、ディベロッパー事業は同5億円増加の274億円、サービス事業は同15億円増加の140億円、専門店事業は同横ばいの25億円、アセアン事業は同5億円減少の43億円、中国事業は同4億円減少の15億円だった。その他の事業は11億円の赤字だが、同11億円改善した。
GMS事業では、防災・節電関連商品や、学習机、ランドセルなどの社会行事関連商品が好調だった。PB(プライベートブランド)商品「トップバリュ」は、生鮮・デリカが好調だった。3~11月累計のイオンリテール直営店の既存店売上高は前年比100.6%だった。
12年2月期通期の連結業績予想については、従来予想を据え置いた。営業収益は前期比1%増の5兆1700億円、営業利益は同13%~19%増の1950億円~2050億円、経常利益は同10%~15%増の2000億円~2100億円、純利益は同6%~14%増の630億円~680億円で、予想EPS(1株利益)は82円34銭~88円87銭としている。
なお、通期営業利益予想1950億円~2050億円に対する3Q累計営業利益1018億円の進捗率は50%~52%である。
中期経営戦略では、1業態1ブランド化や、グループ一体での中国・アセアン市場へのシフトを打ち出している。ベトナムとカンボジアでの1号店出店も決定した。
株価の動きを見ると、東日本大震災後は反発力の鈍い展開だったが、11年秋に戻りを圧迫していた26週移動平均線を突破して、東日本大震災前の水準に回復した。10月には昨年来高値となる1099円まで上昇した。その後は戻り高値圏でモミ合う展開だったが、足元では26週移動平均線を割り込んでやや軟調な展開となっている。
足元の株価水準を指標面で見ると、12年2月期ベースの予想連結PERは11~12倍近辺、予想配当利回りは2%台前半、実績PBRは1倍台前半である。通期上振れ期待は小さいが、一過性の特別損失計上なども考慮すれば予想連結PERに割高感はなく、下値では2月末の配当権利取りを狙った買いが入る可能性があるだろう。ただし、26週移動平均線を割り込んだことに加えて、物色のシフトなどで戻りが重くなる可能性には注意しておきたい。需給面で見れば、信用倍率は0.3倍台である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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