【株価診断】モミ合い下値水準に接近の三菱地所、収益環境厳しく上値重そう

2012年1月2日 14:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  三菱地所 <8802> の12月末株価は1150円、前の月に比べ112円安。「月足」チャートは、2007年5月の4070円を高値に2009年3月の863円まで78.8%下落、その後はほぼ1100~1700円の大きい往来相場。東日本大震災下げでの安値は1109円(2011年3月)だった。

  最近の営業利益ピークは2008年3月期の1779億8300万円、同じく1株利益では2007年3月期の70.9円。今期(2012年3月期)は、営業利益8.4%減益の1450億円、1株利益39.6円の見通し。配当は年12円の予定。営業利益はピーク比約19%減少、1株利益は44%減少。配当もピークの年16円(2008~2009年3月期)から減少する。

  東日本大震災以降、首都圏のオフィスビルの空室が目立つ。さらに、2012年にも首都圏では新しいビルが稼動入りする。また、震災後、高層マンションを敬遠する動きも指摘されている。不動産業界において、勝組とみられる同社だが、業界環境は手放しでの楽観はできない状況。

  利回りは1.0%、PERは29.0倍。割安感はない。むしろ、かつてのように「土地の含み」が注目されなくなっているだけに、今の指標には割高感も漂う。大きい下値はないとみられるものの、モミ合いの下値水準1100円を切って、4ケタ割れの可能性は否定できないだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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