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【外国為替市場フューチャー:1月2日~6日のユーロ・円相場】
■ユーロ売り圧力継続
来週(1月2日~6日)のユーロ・円相場(東京市場は2日と3日が休場)については、年初からユーロ圏主要国の国債入札が予定されているうえに、欧州各国の国債格付け引き下げやイタリアの国債大量償還に対する警戒感が根強く、ユーロ売り圧力が続きそうだ。ユーロ安・円高が一段と進行する可能性もあるだろう。
前週(12月26日~30日)のユーロ・円相場では、ユーロ圏債務危機問題が警戒されてユーロ売り圧力が継続した。週前半は1ユーロ=101円台で推移したが、週後半には1ユーロ=100円台で推移し、週末30日の海外市場では1ユーロ=99円60銭~70銭近辺に円が上昇し、約11年ぶりのユーロ安・円高水準となった。
ユーロ圏債務危機問題に関しては、28日にECB(欧州中央銀行)が発表したバランスシートが過去最大に膨らんだ一方で、民間銀行の準備預金残高が過去最大となったため、ECBが期間3年の流動性供給オペを実施したにもかかわらず、流動性が低下しているとの警戒感につながった。28日のイタリア短期債入札では、落札利回りが前回入札時に比べて大幅低下したが、29日に3年債と10年債の入札を控えていたため警戒感の後退につながらなかった。29日のイタリア10年債入札では、発行額が目標上限に届かなかったが、平均落札利回りが6.98%となり、前回(11月末)入札時の7.56%に比べて小幅ながら低下した。この入札結果に対して、欧米株式市場では一定の安心感につながったが、外国為替市場では利回りの高止まりとしてネガティブに反応し、ユーロ売りが加速する展開となった。
欧州主要国の国債格付け引き下げに対する警戒感もくすぶり続けた。23日にロイターが、欧州政府高官からの情報として「スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はユーロ圏15カ国の格付け見直しの結果を来年1月にも発表する見通し」と伝えていたため、年初にも一斉格下げが発表されるのではとの警戒感が強まった。
年初の1月3日にはフランス短期債、4日にはドイツ10年債、5日にはフランス長期債などの入札が予定されている。さらに12年1月にも発表の可能性がある欧州各国の国債格付け引き下げ、そして12年1~3月期のイタリア国債大量償還(合計1129億ユーロ)に対する警戒感が強いだけに、外国為替市場でユーロ売り圧力が継続する可能性は高く、株式市場でも警戒感を強める可能性が高いだろう。
当面の注目スケジュールとしては、2日のユーロ圏12月製造業PMI改定値、3日の独12月失業率、米12月ISM製造業景気指数、米FOMC議事録(12月13日分)公表、4日のユーロ圏12月総合・サービス部門PMI改定値、ユーロ圏12月消費者物価指数速報値、米11月耐久財受注改定値、米11月製造業新規受注、5日の独11月小売売上高、ユーロ圏10月鉱工業受注、ユーロ圏11月生産者物価指数、米12月ISM非製造業景気指数、米12月雇用リポート(ADP)、米新規失業保険申請件数、6日の独11月鉱工業受注、ユーロ圏11月小売売上高、ユーロ圏11月失業率、ユーロ圏12月景況感・業況感指数、米12月雇用統計などがあるだろう。その後の注目イベントとしては、12日のECB理事会(金利発表と記者会見)、13日の米1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、30日のEU首脳会議などが予定されている。なお2日は豪州、中国、香港、シンガポール、英国、米国などが休場、3日は中国が休場となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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