【チャート・ワンコメント】300円挟んでモミ合うニッポ電機、今期減益織り込む

2011年12月27日 16:00

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■チャート・ワンコメント(日足)

  ニッポ電機 <6657> は、1円安の297円と底堅い。日足チャートは、去る、11月21日以降300円を挟んだモミ合いが継続。動きは煮詰まっている。

  東日本大震災後の電力供給量不足による節電に向けての省エネ対策として蛍光ランプの間引き使用による影響で蛍光ランプのメンテナンス需要が減少。一方で進行中だった建築化照明部門の案件が資材不足から先送りとなった。このため、今期(2012年3月期)は、前期比10.7%減収、営業利益67.1%減益、1株利益15.0円の見通し。配当は年15円の予定。

  今期が減益だけに直ちに上値追いは難しいだろう。しかし、十分なモミ合いで今期の減益はほぼ織り込んだものとみられる。LEDの好調で来期業績には期待できるし利回りも5.0%と高い。さらに、1株純資産649円でPBR0.4倍台にすぎない。下値不安は乏しいものとみられる。今後、「復興」が本格化すればLED需要に期待できる。中期投資で仕込んでおくところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式市場】売買低調で材料株の動意活発!津田駒工業が出来高1位(2011/12/27)
【注目の決算発表】象印マホービンは連続最高純益予想で市場コンセンサスを上回り8連騰(2011/12/27)
LED照明関連銘柄特集(5)=LED照明に続く次世代の省エネルギー型照明も注目(2011/05/10)
電子書籍関連銘柄特集(4)=電子書籍市場の主役を目指す連合体は?(2011/05/10)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事