【今日の言葉】『八ッ場ダム建設を再開』=建設中止の方針を180度変換

2011年12月24日 09:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■マーケットはダム・土木関連銘柄が見直しへ

  『八ッ場ダム建設を再開』=政府は23日、群馬県吾妻郡の八ッ場ダムについて建設中止の方針を180度変換して建設再開を決めた。これによって、2009年に民主党が政権公約に掲げた「セメントから人へ政策」の旗を降ろすこととなる。党が得意とする「精査」の結果、中止するより建設の方が費用は少なくて済むという。となると少々変だ。中止を決めた2009年は単なる思いつきだったのかと。党の政策決定の底の浅さを感じる国民は多いだろう。

  なぜ、今頃という疑問も残る。「コンクリートから人へ政策」を撤回したことで、「消費税引き上げはしない公約」も撤回するという援護なのだろうか。あるいは、ダム建設中止を強く訴えていた前原氏の信頼を潰し、来年にも予想される解散選挙で次期総理の呼び声の強い同氏の芽を摘んでおくということなのか。いずれにしても、マーケットはダム・土木関連銘柄が見直されるものとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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