【話題株】オリンパス材料不足で「投機妙味」を東京電力に譲る

2011年12月22日 17:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■全体相場の売買代金少なく「両立」はムリ?

  オリンパス <7733> は22日、コレといった材料が現われず、朝方の1098円(48円高)を高値に一進一退。終値は1018円(32円安)で2日続落となった。需給妙味は、いぜん大きく、少々の材料で値幅を追求できる妙味は大。しかし、本日は、東京電力 <9501> が企業向け電気料金の値上げを材料に東証1部の売買代金・出来高とも1位の活況高となり、損失隠しの発覚以来続いてきた投機妙味を奪い返された形になった。

  東証1部の売買代金は低迷を続けており、本日は概算で7266億円。12月12日から9日連続で「平日並み」の目安とされる1兆円に届かない相場となった。こうしたなかで、東京電力は、原発事故以来、信用倍率が1倍台に拮抗したまま投機妙味を保っており、本日は久々に売買人気を取り戻した形。売買代金などの低迷が続く限り、オリンパスと東京電力が同時に売買活況になるに相場は望めないとの見方がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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