ドコモ・KDDI・ソフトバンク、「モバイル非接触ICサービス普及協議会」を設立

2011年12月21日 18:53

印刷

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルは21日、日本におけるモバイル非接触ICサービスのさらなる拡大を目的として、「モバイル非接触ICサービス普及協議会」を設立することに、本日合意したと発表した。

 3社は、これまで日本国内において「おサイフケータイ」として、FeliCa規格でのモバイル非接触ICサービスを提供してきた。一方で、昨今、日本国外でも携帯電話を利用した、NFC(Near Field Communication)サービス市場の立ち上がりをうけ、今後、日本国内でもTypeA、B規格サービスの普及が期待されている。

 このような世界的な動向をうけ、今回設立する協議会では、モバイル非接触ICサービスの提供会社やメーカーなどへの参加を呼びかけながら、携帯電話へのFeliCa規格搭載に加え、TypeA、B規格の対応、ならびに利用環境の整備などについて協議する。

 具体的な活動内容は、「お客さまが、国内外のサービス規格の違いを意識することなく、モバイル非接触ICサービスを国内外で利用できる環境の整備運用」、「国内通信事業者のモバイル非接触ICサービスの共通仕様策定、及び運用の統一化を行い、サービス提供者等が低コスト、且つ迅速にサービス提供できる環境を構築」など。

 同協議会は、日本においてこれまでに培った実績をもとに、モバイル非接触ICサービスのさらなる普及と拡大、ならびに顧客の利便性向上を目指し、取り組んでいく。

関連記事