【注目の決算発表】西松屋は3Qの2ケタ続落業績の嫌気売りが重なり続落

2011年12月19日 15:26

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  西松屋チェーン <7545> は19日、18円安の569円と3営業日続落し、今年3月15日につけた上場来安値529円を覗いた。前週末16日大引け後に今2月期第3四半期(3Q)決算を発表、2ケタ減益と続落し、今年8月に下方修正した2月通期業績に対しても低利益進捗率にとどまったことを嫌い売り増勢となった。

  3Q業績は、前年同期比0.9%増収、28%経常減益、38%純益減益となり、2月通期業績対比の利益進捗率も70~68%と目安の75%を下回った。郊外を中心に27店舗を新規出店し、出店店舗自体も、売場面積300坪型の大型店を中心としたが、衣料部門でマタニティ用品が振るわず、アウトウェアも、気温の低下が遅れて秋・冬物が苦戦、中国からの輸入製品の調達コストが上昇し、晩期在庫品処分の値下げが増加し売上総利益率が低下したことなどが響いた。2月通期業績は8月の減額値に変更はなく、純利益は、38億3100万円(前期比19%減)と続落を見込んでいる。

  株価は、8月の業績減額で600円台を割り、11月月次売上高の前年同月比マイナス転換で555円まで下げ、底値圏推移が続いた。再度、下値を確認しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
豊和工業は「金正日総書記」に反応続かず急伸のあと伸び悩む(2011/12/19)
金正日書記の死去に後場の日経平均は129円安と落ち着いた動き(2011/12/19)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事