【チャート・ワンコメント】オリンパスに代わる期待の東京電力は４日続落、下値フシ維持に注目

■チャート・ワンコメント（日足）

　オリンパスに代わって注目される東京電力 <9501> の７日（水）株価は、４円安の２７３円と４日続落。もっとも、この間の下げは小幅で、今日も含めて合計１１円安。

　日足チャートは、１０月２５日から１１月１６日まで約１ヶ月続いた３００円中心のモミ合いをやや下に切っている。１１月２１日以降、３０日線に対しても割り込んでいる。

　師走相場で空売りの多い思惑銘柄が動きやすい地合いであること。東京電力に代わって人気となっていたオリンパス <7733> の動きに陰りがみられること。こういった流れから同社株の出番との見方は強い。

　ただ、このところ、注目の「信用売残（空売り）」が急速に減少。思惑人気は今年夏場に６４３円まで急反発したときのような高まりは感じられない。

　チャートの下値フシは１１月２２日の２６４円。もし、ここを下回ってくるようだと「崩れ足」となって、オリンパスに代わる人気も、師走相場での人気も消えてしまう。当面の動きが重要で注目される。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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