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【話題株】トヨタはBMW提携を正式発表も材料出尽くし感と利益確定売りが交錯
トヨタ自動車 <7203> は、17円安の2550円と小反落して始まり13円高の2580円まで上げるなど、変わらずをはさんでモミ合いとなっている。前日1日大引け後にドイツの自動車メーカー、ビー・エム・ダブリュー(BMW)グループとの提携を正式に発表したが、すでに報道済みで前日取引時間中にも発表時間がニュースとなっていたことから、材料出尽くしとして利益確定売りが交錯している。
前日の同社株価の急反発を牽引した米国NYダウも25.65ドル安と小反落し、同社ADR(預託証券)も、東京市場の終値に対して14円安(円換算値)で引けたこともマイナス材料視されている。
BMWグループとの提携は、環境技術の中長期的な協力関係を構築することを目的としており、両社で次世代リチウムイオンバッテリー技術の共同開発を開始するとともに、トヨタの欧州統括会社が2014年から欧州市場向けに発売予定のトヨタ車に搭載する1.6~2.0リットルのディーゼルエンジンをBMWから供給を受け、ディーゼルエンジン搭載車のラインアップを充実、2014年ごろから施行予定の欧州の環境規制をクリアする。
トヨタは、米国フォードとは多目的スポーツ車向けハイブリッド車(HV)技術で提携しており、米国ではHV車、欧州では低燃費ディーゼルエンジン車で環境対応を進める戦略を鮮明化したことになる。
株価は、今年11月の今3月期第2四半期累計決算発表時にタイの洪水被害により通期業績予想を未定と変更し、円高も進んだことから年初来安値2330円まで売り込まれ、270円幅の底上げをしたところである。底値圏ではなお強弱感の対立が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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