【注目の決算発表】シチズンHDはタイ洪水で一転、業績減額も織り込み済みで急反発

2011年11月9日 17:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  シチズンホールディングス <7762> は9日、33円高の427円と3日ぶりに急反発した。8日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算とともに、今年8月に上方修正した3月通期業績の一転した下方修正を発表したが、減額要因のタイの大規模洪水の影響は、織り込み済みとして売り方の買い戻しを交えて下げ過ぎ訂正買いが再燃した。

  3月通期業績は、8月の増額値より売り上げを65億円、経常利益を5億円それぞれ引き下げ、経常利益は145億円(前期比2%減)と小幅減益転換する。純利益は据え置き、90億円(同75%増)と続伸予想に変わりはない。

  2Q累計業績そのものは、電子機器製品事業の大型プリンタや工作機械事業の自動車産業向けの需要回復などで、時計事業やデバイス事業の伸び悩みをカバーして、8月の増額値を上ぶれて着地したが、通期業績は、米欧景気の不透明化やタイの洪水など不透明状況を勘案して下方修正した。

  株価は、8月の業績増額・増配にも外部環境の悪化で材料出尽くし感を強めて年初来安値352円まで急落、タイでの10年ぶりの腕時計新工場建設をテコに下落幅をクリアしたものの、洪水被害で再度、400円台割れとなった。売り長となっている信用好需給もサポートし、PER15倍台、PBR0.7倍の下げ過ぎ訂正に進もう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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