中国の国産プロセッサを用いたスーパーコンピュータの処理速度は 1 PFLOPS

2011年11月4日 10:00

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記事提供元:スラド

 ある Anonymous Coward 曰く、

 中国は国産プロセッサを用いたスーパーコンピュータの存在を明らかにした (Computerworld の記事The New York Times の記事本家 /. 記事より) 。

 中国国立スーパーコンピュータセンターに設置されたという「Sunway BlueLight MPP」には 16 コア、64 bit MIPS 互換 (RISC) CPU である「Shenwei SW-3 1600」が 8,704 個搭載されているという。CPU のプロセスルールは明かにされていないがおそらく 65 nm もしくは 45 nm であると推測され、Intel の最新技術と比較すると数世代前といったところだろうか。139,264 個のコアは各 1.1 GHz、メモリは全体で 150 TB、ストレージは 2 PB であり、水冷システムを採用している。

 このスーパーコンピュータは Intel や AMD など「西側」の技術を利用せずに開発されたという点が特筆すべきで、また消費電力も 1 メガワットと低電力となっているという。スパコンの処理速度としては世界 15 位にあたるとのこと。

 なお、Shenwei のチップは、中国が DEC Alpha CPU を 2001 年にリバースエンジニアリングして開発した Loongson/Godson アーキテクチャを基にしていると考えられるとのことだ。

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