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【株価診断】目先底打ちのパナソニック、中期「円高」と「信用買残」がカギ
「赤字」のパナソニック <6752> は、1日(火)株価は29円安の780円で寄り付き、41円安の768円と大きく下げた。
株価は、既に、8月時点において震災時下げでつけた3月の安値780円を下回っていた。10月4日には年初来安値701円をつけ、年初来高値1206円(1月6日)から41.8%下げていた。海外経済の不安定なことが響いた。
それでも、直近28日(金)には834円まで戻し、安値からの戻り率18.9%となって、本格的な戻り相場への期待も膨らんでいた。それを砕く形となったのが31日(月)15時30分に発表した「第2四半期決算」と「今3月期通期の減額」だった。
とくに、今3月期通期を売上で4000億円、営業利益で1400億円、純益で4500億円、それぞれ減額した。修正後の営業利益は1300億円(前期比57.4%減益)、最終損益では赤字4200億円(前期は利益740億1700万円)へ。配当は年10円の予定。
減額理由は、「デジタル商品を中心に海外での競争激化に円高が影響した」という。気になるのは、2009年3月期、2010年3月期と2期間、大幅な最終赤字を出し、2011年3月期に黒字となったものの、わずか1期間で早くも赤字となることだ。「前回の赤字はリーマンショック、今回は欧州発金融不安によるところが大きい。かつての同社にはみられないほど外部要因に対し抵抗力がなくなっている。同社のビジネスモデルが問われているのではないか」(元、証券会社役員)との見方もある。
収益力強化に向け、薄型テレビや半導体などにおいて事業構造改革に取り組み、その費用を今期に4040億円追加する。この効果が、来期(2013年3月期)にどの程度現れるか。この点が今後の株価のポイントとなるだろう。
1株利益が赤字で、もちろんPERでは割高。年10円配当に対する利回りも1.2%にすぎない。指標からは、明らかに割高。このため、1020円前後に位置する26週線を上抜くような相場は無理だろう。ただ、「赤字でもマツシタ(現パナソニック)の力はある」との期待も強く、直ちに先の安値701円を切るような下げはないだろう。中期的には円高の行方と高水準の信用買残がカギとなりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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